管理職志望者の男性は約7割。30代女性は20代よりも2割以上志望者が多い~20~30代を対象とした「管理職志望」に関する調査:ワークポート
総合転職エージェントの株式会社ワークポート(所在地:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:田村高広)は、当社を利用した全国の転職希望者(20~30代の男女)525人を対象に、【管理職志望度】に関するアンケート調査を行いました。
■男性の約7割が管理職を目指していることが判明!30代女性も6割以上が管理職を志望
調査の結果、管理職(マネージャー、ゼネラリスト)になりたいと考えている人の割合が一番高いのは30代男性で71.3%となりました。次に20代男性で68.4%、30代女性で63.4%と続き、20代女性は一気に2割ほど下げて41.8%という結果となりました。男性においては20代と30代とで志望度の差がそこまで生じませんでしたが、女性においては20代と30代との間に21.6%もの差が生じました。
■【男性】20代は漠然とした不安に駆られ、30代は過ごした環境が影響する
20代男性の中で「管理職になりたくない」と答えた理由に、「向いてないと思う」、「まとめるのが難しそう」といった具体的ではない漠然とした理由が目立ちました。これは社会人経験をあまり積んでいないため、自分が管理職として働くイメージが想像できないことがひとつの原因であると考えられます。一方で30代男性においては、「自分の周囲にいる管理職に、なりたいと思うロールモデルがいない」、「中間職で板挟みになるのが鬱陶しい」など、自分が勤めている(勤めていた)職場など身の回りの環境が影響したと思われる具体的な理由が多く見られました。
以上のことから、男性においては20代、30代ともに管理職になりたいと考える人の割合はさほど差がないものの、管理職になりたくないと考える理由は年代によって違いがあると考えられます。
■【女性】20代が思うほどキャリアと家庭の両立は難しくない?
女性においては、20代と30代とで結果に大きな差が見られました。20代女性の中で「管理職になりたくない」と答えた理由に、20代男性と同様の漠然とした不安のほか「将来は仕事よりも家庭を優先したいから」、「管理職などはプライベートを犠牲にしてまで仕事に従事するイメージがあるため」といった妊娠や出産、家庭との両立を懸念した回答が見られました。一方、30代女性においては20代女性が懸念している子育てや家庭との両立への不安はほぼ見られませんでした。30代女性の中で「管理職になりたくない」と答えた理由では、「プレイヤーでいたい」「スペシャリストやエキスパートを目指している」といった現場を希望する声が多く見られました。
以上のことから、20代の女性が想像している以上に30代の女性は、管理職になるという仕事のキャリアと家庭を両立させているということが考えられます。女性は、家庭と仕事の両立が難しいというイメージが根付いていますが、女性活躍推進法をはじめとした女性が働くことを後押しする世間の風潮が効果を成しているのかもしれません。
■20代の環境が30代の自分をつくる
今回の調査結果から、30代のキャリアに対する意識には自分が過ごしてきた職場の環境が影響している様子が伺えました。自分の適性や意思ではなく、職場環境や労働条件で自身の可能性を狭めてしまうことの無いよう、早いうちから自分の可能性を広げられる環境に身を置くことが大切だと考えます。つい日々の業務に追われてしまいがちですが、3年先、5年先に今の働き方で自分の思い描く未来が叶えられるのかを改めて考えてみてもいいのかもしれません。
<調査概要>
・調査内容:管理職志望について
・調査対象者:当社を利用した全国の転職希望者
(20~30代の男女)
・有効回答:525名
・調査期間:2018年9月20日~10月12日
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(株式会社ワークポート https://www.workport.co.jp/corporate/index.html /10月15日発表・同社プレスリリースより転載)