最も残業が少ない職種は「経理事務・財務アシスタント」。「世の中のニーズ」「仕事の専門性」の高い職種で残業は多くなる傾向~『平均残業時間の実態調査』:パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、20歳~59歳のビジネスパーソン15,000人を対象に、平均残業時間の実態調査を行いましたので結果をお知らせいたします。
■最も残業が少ない職種、1位は「経理事務・財務アシスタント」
今回の調査で残業時間が最も少なかった職種は「経理事務・財務アシスタント」で、月間の残業時間は平均11.1時間でした。これは1カ月の出勤を20日間とした場合、残業時間は1日あたり33.5分となります。また、残業時間が少ない職種1位~10位には、アシスタント職種と医療系専門職が多くランクインしています。
「アシスタント職は年間を通して残業が少ないのでは」と思われがちですが、必ずしもそうとは言い切れません。1位の「経理事務・財務アシスタント」は決算期付近が繁忙期であり、10位の「営業事務・アシスタント」は営業担当や顧客からの急な依頼が入り、想定外に帰宅が遅くなる日も発生します。つまり、どの部署でアシスタントをしているかによって働き方は大きく変わります。このような環境でも、月間の残業時間を10時間台に抑えることができているのは、この職種で働く人たちが『効率』や『生産性』を重視し、実践しているからだと考えられます。
■「世の中のニーズ」「仕事の専門性」の高い職種で、残業は多くなる傾向に
残業時間が最も多かった職種は「ゲーム(制作・開発)」で、月間の残業時間は平均45.3時間でした。これは1カ月の出勤を20日間とした場合、残業時間は1日あたり2時間16分となります。スマートフォンの普及によってゲーム人口は大幅に増加していますが、ゲーム開発の中でも、特にオンラインゲーム・携帯ゲーム・ソーシャルゲームは日々の改修や開発が欠かせない分野のため、スピーディな対応力が求められます。
また、3位と5位には施工管理職がランクインしました。オリンピック需要に伴う建設ラッシュがあちこちで発生しているにもかかわらず、分野によっては職人が少なく、なかなか工事が進まないこともあります。結果として工事スケジュールに遅れが出やすくなりますが、納期を厳守するために必要な残業が発生することもあります。
■調査概要
調査対象:20歳~59歳のホワイトカラーの男女
雇用形態:正社員
調査方法:ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査にて、各職種の平均残業時間を調査・集計
実施期間:2018年6月
有効回答数:15,000件
※調査結果の詳細は、dodaサービスサイトをご確認ください。
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /10月2日発表・同社プレスリリースより転載)