2018年6月 アルバイト平均時給 全国平均1,021円~「全国」「北海道」「九州」の平均時給は、40カ月以上連続で前年同月比を上回る(アルバイト求人情報サービス「an」調べ):パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(旧社名:インテリジェンス、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営するアルバイト求人情報サービス「an」は、求人情報メディア「an」に掲載された求人広告から平均時給を分析しています。2018年6月の結果をお知らせします。
※2016年5月データより市況感に合わせたサンプル数に変更しており、過去のデータについても再集計を行っております。
※「an」で実施しております意識調査や求人情報に関するデータは、採用企業向け情報サイト「anレポート」にて公開しております。
【全体】 ~ 平均時給 1,021円。前年同月比 40カ月連続で平均時給上昇
2018年6月の全国平均時給は1,021円(前月1,032円、前年同月1,006円)となりました。前月比-11円、前年同月比+15円となり、前年同月比は40カ月連続で増加しました。求人数(※1)は前月比100.8%、前年同月比134.2%となりました。
※1:「an」サイトの求人掲載数
【エリア別】 ~ 地震の影響で、関西の工場や物流倉庫のラインが休止。採用も一時取りやめに
エリア別平均時給は「関東エリア」が1,071円で最も高く、次いで「東海エリア」が1,020円、「関西エリア」が1,006円、「九州エリア」が919円、「北海道エリア」が908円という順になりました。特に「北海道エリア」は40カ月連続増、「九州エリア」は58カ月連続増と、前年同月比を上回る状況が継続しました。
「関西エリア」では、6月に発生した地震の影響を受け、工場や物流倉庫では、安全面を考慮してしばらくラインを止めて休業する動きが見受けられました。それに伴い、「技能・労務系」に分類される軽作業や製造工の職種では、採用を一時取りやめる企業もありました。
【職種別】 ~ 3カ月連続で平均時給が上昇していた「運輸職系」の採用は落ち着き、前月比-125円
職種別平均時給は「専門職系」(1,160円)が最も高く、次いで「運輸職系」(1,124円)、「サービス系」(1,036円)、「事務系」(1,030円)、「技能・労務系」(1,008円)、「フード系」(993円)、「販売系」(969円)と続きました。引っ越し需要やお中元シーズンに向けた配送スタッフの前倒し採用などにより、採用が活発化していた「運輸職系」の平均時給は、3月から3カ月連続で上昇し、5月には1,249円まで高騰していましたが、6月は前月比-125円となり、落ち着きを取り戻しました。
【解説】 ~ 「運輸職系」「専門職系」の需要は落ち着き、7月は「フード系」の採用が活発になる見通し
6月の全国平均時給は前月比-11円で、減少トレンドとなりました。引っ越し需要で採用が活発になっていた「運輸職系」や、新年度に向けて積極採用を行っていた塾講師が分類される「専門職系」など、相対的に時給の高い職種の採用が落ち着いたことが要因と考えられます。7月は、「運輸職系」や「専門職系」などの採用は引き続き落ち着くものの、夏季シーズンに向けて、「フード系」の職種で採用が活発になる傾向にあるため、平均時給は横ばいとなる見通しです。(an編集長 川合 恵太)
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ / 7月12日発表・同社プレスリリースより転載)