大学生らの就業観調査、状況を見て最適キャリアを選択したい「状況観察型」が最多~『大学生・新卒社会人の就業観に関する調査』:デロイト トーマツ コンサルティング
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(本社:東京都千代田区 代表執行役社長:宋修永 以下、DTC)は、企業の採用活動における人材のターゲティング及びアプローチの検討材料として、国内学生及び社会人2年目までを対象に「就業観に関する調査」を実施し、その分析結果をまとめました。
企業の新卒採用は、少子化に伴う売り手優位の状況が続き、採用対象である学生も、スマートフォンやソーシャルメディアを使いこなすのが当たり前の世代へと移行するなど、新たな局面を迎えています。求人媒体を中心とした既存の採用手法のみでは幅広い候補者を集めることが困難になる中、採用ターゲットを明確にし、適切なメッセージ、媒体を用いてターゲットに訴求する、採用ブランディングが重要になっています。
DTCではこうした課題に対し、デジタル戦略コンサルティング部門と人事コンサルティング部門が共同でデジタル採用ブランディング支援サービスを提供しており、関連して「就業観に関する調査」を2018年4月18日~4月20日に計1,362人の大学生(うち920人)、新卒2年目までの社会人(うち442人)を対象に実施しました。
調査では、回答結果より因子分析を行い、大学生・新卒を就業観で次の通り、6つのタイプに分類しました。本資料では大学分類別、性別ごとに各タイプの割合の違いをまとめたものを明らかにしています。
■状況観察型
会社選定において様々な軸で比較検討を行い、状況に応じて最適な意思決定を行う
■チームワーク重視型
職場の人間関係を何よりも重視し、大切な仲間と共に仕事を遂行する事を志向する
■自由重視型
自分のやりたい事を柔軟に行える事を重視し、仕事とプライベート両方の充実を志向する
■安定志向型
企業や人間関係等、所属する環境が長期的に安定している事を重視する
■自己裁量重視型
自己裁量で仕事を遂行する事を重視し、キャリア初期にはチャレンジ経験を志向する
■プロフェッショナル志向型
どこに行っても通用するスキルや専門性を高める事を重視し、(それを実現しやすいと学生が考える)大企業を志向する
調査対象全体に占める割合では「状況観察型」が最多の31%となり、次いで「チームワーク重視型」が21%、「自由重視型」が18%、「安定志向型」が12%、「自己裁量重視型」10%や「プロフェッショナル志向型」8%となりました。
一方で、出身大学分類別や男女別に見た場合は、それぞれ異なった構成比の傾向が見られ、旧帝大では「状況観察型」の割合が低い、早慶上智や関関同立では「自己裁量重視型」の割合が高い傾向が見られます。
また早慶上智と関関同立の間でも、早慶上智で「自己裁量重視型」の割合が高いのに対し、関関同立は「チームワーク重視型」が高いなどの差が見られます。
デロイト トーマツ コンサルティングでは売り手優位の新卒採用において、企業が効率的かつ効果的に採用活動を行うため、今回行った6つのタイプ別のペルソナ分析などの手法を用いて、採用ターゲット設定からブランド調査、クリエイティブ制作、運用に至るまで一連のデジタル採用ブランディング支援サービスを提供しています。
<本件に関する報道関係からの問い合わせ先>
デロイト トーマツ コンサルティング 広報担当
(デロイト トーマツ コーポレート ソリューション合同会社)
マーケティング&コミュニケーション
高橋、青堀
Tel: 03-5220-8600
Email: DTC_PR@tohmatsu.co.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 https://www2.deloitte.com/jp/ja.html /6月25日発表・同社プレスリリースより転載)