ワークス、「中途採用計画調査2007」発表
リクルート(東京都中央区、柏木斉・代表取締役社長 兼 CEO)の人と組織に関する研究機関・ワークス研究所では、2006年度の民間企業の中途採用に関する調査を行いましたので、ご報告いたします。※本データは、民間企業の正社員採用数を対象としております
【 2007年度見通し 】
■ 2007年度は、15.8%の企業が、中途採用は「増える」と回答
回答企業の15.8%が、中途採用は、前年度と比較して「増える」と回答。従業員規模別にみると、300〜999人、1000人以上の規模で「増える」と回答した企業の割合が高い。業種別の動向を詳細にみると、「増える」と回答した割合は、情報通信業(24.3%)、飲食店・宿泊業(25.0%)、不動産業(22.6%)で高くなっている。一方、金融・保険業において、「増える」と回答した割合は、7.2%と低い。
【 2006年度見通し 】
■ 2006年度の中途採用実績数(見込み含む)は163万人となり、対前年比32.4%の伸び
2006年度の中途採用実績数は163万人となった(3月までの見込み含む)。うち、9月末までの採用実績は、87万人であり、10月から07年3月末までの採用見こみは、76万人。これは、05年度の中途採用実績の122.8万人から32.4%の伸びとなった。
■ 300人未満の企業は38.0%増加、製造業は50.4%の大幅増加に。
従業員規模別の伸び率は、5〜299人規模の企業は38.0%、300〜999人規模の企業は9.1%の伸びに対し、1000人以上規模は昨年度とほとんど変化がない。業種別中途採用実績数の伸び率は50.4%増加の製造業を筆頭に、全業種で上昇した(金融24.8%、サービス・情報業24.5%、流通業19.4%)。
■ 2006年度の中途採用の半数近くが「25〜34歳」、3割が「35〜55歳」
2006年度の中途採用の年齢構成をみると、「25〜34歳」が最も多く47.6%と なっており、次いで「35〜55歳」の28.0%となっている。従業員規模別には、1000人以上の企業において「25〜34歳」の割合が58.5%と高い。業種別には、金融業において「25〜34歳」の割合が61.6%と高く、流通業では「25歳未満」の割合が29.2%と全体と比較して高い。
【 調査概要 】
・ 調査目的: 全国の民間企業の2006年度の中途正社員採用実績数を把握し、全国の中途採用総数(推定値)を算出すると共に、2007年度の中途・新卒正社員採用意向調査から、来期の中途採用における求人動向を明らかにすること。
【 企業 】
・ 調査対象: 従業員規模5人以上の全国の民間企業 4,068社(2006年2月〜3に実施した「中途採用予測調査2006」にご回答をいただいた企業)
・ 調査項目: 2006年度の中途採用実績数、2007年度の中途・新卒採用意向
・ 調査期間: 2006年10月13日〜10月27日
・ 回収社数: 1,907社
【 中途採用実績数の定義 】
本調査における「中途採用実績数」とは、集計データを元に、推測した値です。
注)採用実績数の伸び率は、リクルートワークス研究所による推計。
■ 詳細は下記URLにてご覧ください。 http://www.recruit.jp/library/job
(リクルート http://www.recruit.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・2月16日)