KDDI、村田製作所 コミュニケーション可視化で面談の質を向上させる実証実験を実施~IoT活用で働きやすい職場づくりに貢献:KDDI
KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 髙橋 誠、以下 KDDI)、株式会社村田製作所 (本社: 京都府長岡京市、代表取締役会長兼社長: 村田 恒夫、以下 村田製作所) は、村田製作所の仮想センサプラットフォーム「NAONA」(注1) を活用し、コミュニケーションを活性化する実証実験 (以下 本実証実験) を、2018年5月下旬より開始します。
本実証実験は、株式会社ベルシステム24 (本社: 東京都中央区、代表取締役社長執行役員: 柘植 一郎)、株式会社KDDIエボルバ (本社: 東京都新宿区、代表取締役社長: 中澤 雅己) 両社の会議室に村田製作所の仮想センサプラットフォーム「NAONA」を導入し、社員とその上司が面談を行った際の発言の量、長さ、テンポなど、会話のセンシングデータから、コミュニケーションの質を可視化します (注2)。
KDDIは、本実証実験においてデータを収集し、解析できるIoT基盤を提供します。KDDIグループの株式会社ARISE analytics (本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 家中 仁) の協力のもと、取得したデータをもとに商用化でのサービス拡充に向けた解析を行います。
さらに、上司の社員に対するコミュニケーションの質を高め、より効果的な面談を行えるよう、外部アドバイザーから上司に対して解析結果をもとにしたフィードバック研修を実施します。研修前後でデータを比較し、コミュニケーションの変化を検証します。
働きやすい環境づくりは、多くの企業にとって重要な課題となっています。本実証実験は、コミュニケーションを可視化・解析することで、従業員の満足度向上とより働きやすい環境づくりに貢献することを目的としています。
なお、村田製作所は「NAONA」で取得した音声データをAPIとして「KDDI IoTクラウド API Market」へ提供するほか、KDDIグループのアイレット株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役社長: 齋藤 将平) が「NAONA」の開発に参画するなど、KDDI、村田製作所は継続してIoTビジネスの拡大に取り組んでいきます。
注1)2017年9月27日 村田製作所プレスリリース
仮想センサプラットフォーム"NAONA"のビジネス構想について
注2)録音や録画による一般的なコミュニケーションの解析とは異なり、音声の特徴のみをセンシングするため、会話の内容を記録せずに解析が可能です。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(KDDI株式会社 http://www.kddi.com/ /5月21日発表・同社プレスリリースより転載)