今年の新入社員は、仕事より「プライベートを優先したい」が過去最高の63.2%。一方で、仕事に対しては総じて前向きな結果に~『2018年マイナビ新入社員意識調査』:マイナビ
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2018年4月入社の新入社員を対象とした『2018年マイナビ新入社員意識調査』を発表しました。本調査は、当社がサービス提供する新入社員研修に参加した各企業の新入社員2,639名を対象に行ったものです。なお、本調査は2011年から実施し、今回で8回目となります。調査概要は以下の通りです。
【TOPICS】
■「プライベート優先の生活を送りたい」が過去最高の63.2%。調査開始以来最高で、「仕事優先」と26.5ptの差
■仕事に対しては総じて前向きな結果に。仕事への「期待」が過去最高で「仕事に対する夢」の有無も昨年より上昇。売り手市場や手厚い内定フォローの影響か
■出世意欲は前年比3.6pt増の91.9%で、増加に転じる。特に女子は5.3pt増
■理想の年収は前年より上昇が見られる。トップは「500万円台(22.4%)」
■ 「プライベート優先の生活を送りたい」が過去最高の63.2%。調査開始以来最高で、「仕事優先」と26.5ptの差
仕事とプライベート、どちらを優先したいか聞くと「プライベート優先の生活を送りたい(“どちらかといえば”含む)」が63.2%で過去最高となった。「プライベート優先」と「仕事優先」は2015年に逆転した後、その差はだんだんと広がり、今年は26.5ptに達した。データが示すとおり、「ワーク・ライフ・バランス」という概念が浸透するにつれ、新入社員にも個人の生活を優先したいという意識がさらに広がっていることがうかがえる。
■ 仕事に対しては総じて前向きな結果に。「仕事への期待」が過去最高で「仕事に対する夢」の有無も昨年より上昇。売り手市場や手厚い内定フォローの影響か
調査開始以来減少傾向にあった「仕事への期待」と「仕事に対する夢」の有無について、今年は一転上昇に転じた。「仕事への期待がある(“どちらかといえば”含む)」と答えたのは74.1%で過去最高(前年比6.1pt増)となったほか、「仕事を通じて叶えたい夢がある」も71.8%で前年比4.5pt増となり、仕事に対して総じて前向きな姿勢が見られる。今年の新入社員は、就職活動のスケジュールが前年と変わらず、売り手市場が進む中、不安要素の少ない世代であったといえる。インターンシップへの参加も増え、多くの選択肢の中から自ら選んで企業を決めたという意識が強く、内定辞退防止のための企業側の手厚いフォローもあり、企業からの期待も強く感じていると思われる。そのため、仕事や社会人になることへの不安よりも期待が大きいことが推察される。
■ 出世意欲は前年比3.6pt増の91.9%で増加に転じる。特に女子は5.3pt増
出世意欲に関しては、2015年から減少傾向にあったが、今年は前年比3.6pt増の91.9%となった。男女別に見ると、男性95.3%(前年比1.9pt増)、女子86.4%(前年比5.3pt増)と、女子の伸び幅が大きい。
■ 理想の年収は前年より上昇が見られる。トップは「500万円台(22.4%)」
「30歳時点での理想の年収」を聞くと、前年よりも上昇傾向が見られた。前年で最も多かった回答は「400万円台(27.1%)」だったが、今年はトップが「500万円台(22.4%)」となり、「600万円台(16.5%:前年比3.5pt増)」、「700万円台(9.5%:前年比5.1pt増)」という回答も、前年より増加した。一方、「300万円台(11.3%)」は前年比6.2pt減となった。
人材確保のための賃上げや、初任給の引き上げなどの話題がある中で、前述した出世意欲の増加もあいまって、理想の年収も上がっていると思われる。
【2018年マイナビ新入社員意識調査 概要】
○調査期間/2018年3月29日(木)~2018年4月6日(金)
○調査方法/記入選択式アンケート調査
○調査対象/当社がサービス提供する新入社員研修に参加した各企業の新入社員 2,639名
(男性:1,626名、女性:996名、未回答:17名)
※構成比の数値は、四捨五入しているため、100%にならないことがあります
※調査結果の詳細はマイナビ研修サービスHPで公開しています
[本件に関するお問い合わせ・取材等のお申し込み先]
社長室 広報部
TEL.03-6267-4155 FAX.03-6267-4050
e-mail:koho@mynavi.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ http://www.mynavi.jp/ /4月26日発表・同社プレスリリースより転載)