就職活動では、仕事内容、勤務地・配属先、休日などを重視。残業時間、福利厚生、自分の評価を気にする面も~『2018年度(平成30年度)新卒者の採用・就職と特徴に関する調査』:産労総合研究所
人事労務分野の情報機関である産労総合研究所(代表・平盛之)は、このたび新卒者、大学キャリアセンター、採用・就職支援者、企業担当者を対象にした「2018年度(平成30年度)新卒者の採用・就職と特徴に関する調査」を実施しましたので、結果の概要を発表します。調査の詳細結果は、当所発行の『人事実務』5月号(5月1日発行)に掲載予定です。
【主なポイント】
(1)採用・就職の際に重視した企業情報
・2018年度新卒者の採用にあたり、企業またはキャリアセンターが重視して示した企業情報(複数回答)は、仕事内容80%、企業のミッション(目的、事業領域)56%、求める人材像55%などが多かった。
・一方、2018年度新卒者が就職活動の際に重視した情報は、仕事内容83%、勤務地・配属先70%、休日58%などが多かった。
(2)就職活動の際、キャリアセンターへ期待したこと
・2018年度新卒者が就職活動の際、キャリアセンターに期待したことは、就活全般のガイダンス49%、実践的な就活講座46%、多様な企業の情報提供33%、相談相手40%が多かった。
・一方、期待どおりでなかったことは、実践的な就職講座、ビジネスマナー(社会人マナー)講座、多様な業界・企業・卒業生の情報提供、学業と両立できる体制づくり、経済的支援等で、いずれも約2割。
(3)2018年度新卒者の特徴
・2018年度新卒者の特徴について、2018年度新卒者の見方と、大学キャリアセンターや就職支援者、企業担当者の見方とがほぼ一致したものは、残業時間を気にする、ワークライフバランスを重視する、福利厚生へのこだわりが強い、自分に対する他人からの評価を気にする、売り手市場であることの意識が強いなど。
・大学キャリアセンターや就職支援者、企業担当者が特に感じた特徴は、親の影響が強い、地元志向が強い、海外志向が弱いなど。
【調査要領】
調査名:「2018年度(平成30年度)新卒者の採用・就職と特徴に関する調査」
調査機関:産労総合研究所
調査対象:「ブンナビ!!2018」対象会員 約100,000人、大学キャリアセンター約200校、就職・採用支援者約30人、企業担当者約800人。
調査時期:2018年2月20日~3月10日
調査方法:郵送及びWEBによるアンケート調査方式(WEBによる回答についてはREASを使用)回答状況締切日までに回答のあった新卒予定者109人、大学キャリアセンター36校、就職・採用支援者13人、企業66社について集計。
<本リリースに関する取材などのお問い合わせ>
株式会社産労総合研究所 「新社会人の採用・育成研究会」事務局
担当:佐藤、白ヶ澤、重山
TEL 03(5319)3628 MAIL freshers@sanro.co.jp
◆本調査の図表・詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社産労総合研究所 http://www.e-sanro.net/ /3月30日発表・同社プレスリリースより転載)