働く環境とのマッチングが精神・発達障害のある方の職場での「働き続けたい」意欲に影響~「LITALICOワークス」を経て就職した精神・発達障害のある方を対象にした調査結果を発表:LITALICO
「障害のない社会をつくる」というビジョンの下、障害者向け就労支援事業や子どもの可能性を拡げる教育事業を全国展開する株式会社LITALICO(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:長谷川敦弥、証券コード:6187)が運営する、障害のある方のための就労移行支援事業所「LITALICOワークス」は、LITALICOワークスを経て企業・団体等に就職し、現在就労中の方を対象に、「就職者アンケート」を実施いたしました。今回はその中から、今年4月から施行される雇用義務化を目前に、近年雇用が急増している精神・発達障害のある方が就労後、長く職場で働き続けることにつながる要素を把握するため、「精神障害」「発達障害」のある方に対象を絞り、調査結果をまとめましたので、ご報告いたします。
[調査結果サマリー]
■ 現在の職場で「働き続けたい」方と「働き続けたくない」方の満足度の差異
・7割以上が「働き続けたい」と回答。満足度が高い項目として「仕事の内容があっている」がトップに。続いて「業務上のコミュニケーションがうまくいっている」、「勤務時間/雰囲気/設備・環境があっている」が上位に挙がる。
・「働き続けたくない」方の不満度が高い項目は、「将来のキャリアへの希望」、「給与」、「雇用形態」が挙がり、将来の生活への不安が退職意向に繋がっていることがうかがえる。
■ 「職場以外のコミュニティ」の有無による差異
・ 「職場以外に所属するコミュニティ」がある方は、「コミュニティがない」方より生活・職場への満足度が高い。
・ 一方、「雇用形態」「給与」の満足度はコミュニティの有無と関連性がなかった。
*集計対象者:就労移行支援事業所「LITALICOワークス」を経て企業・団体に就職し、現在就労中の方のうち、「障害種別」で「精神障害」と「発達障害」と回答した556名の結果を集計しました(調査実施期間:2017年5月/方法:ウェブアンケートまたは郵送)。
※調査結果の構成割合は四捨五入をしているため、合計が100にならない場合があります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社LITALICO http://litalico.co.jp/ /3月8日発表・同社プレスリリースより転載)