ライフバランスマネジメントと未来予想
ベンチャー企業の労務リスク管理分野で業務提携
企業向けメンタルヘルス対策サービスを手がけるライフバランスマネジメント(東京都中野区、渡部卓・代表取締役社長 以下、LBM)と、ベンチャー企業・中小企業の経営企画・管理部門の実務支援を通じて企業の未来予想図創造ビジネスを展開する未来予想(東京都中央区、代表取締役COO 庄子素史・代表者)は、未来予想がベンチャー企業向けに無料で提供している内部統制ASPシステム「Miraizβ版」に、LBMが提供する従業員のストレス診断サービス「MTOP」を追加提供することに合意いたしました。
1. 業務提携の要旨
LBMは、ITとメンタルヘルスの接点としてWebで簡単にストレス診断が実施できる「MTOP」の開発・販売を行うと同時に、組織ストレス状況診断プログラムの開発・販売、カウンセリングサービス、復職支援プログラム、早期離職予防プログラム、各種教育研修プログラム、メンタルヘルス対策に関するコンサルテーションなど、各種EAPサービス(従業員支援サービス)を提供しております。
一方、未来予想は、経営企画・管理部門を対象としたコンサルティングを強みとしており、経営企画・管理部門における人材不足・採用難という問題を抱えるベンチャー企業に対し、事業戦略の立案、利益計画の作成、資本政策の策定、資金調達などのIPOに向けた成長戦略の支援から、内部統制強化支援のコンサルティングまでを展開しております。
今回の業務提携により、未来予想が提供しているベンチャー企業向け内部統制ASPシステム「Miraizβ版」と併せてLBMの「MTOP」サービスを追加提供することにより、ベンチャー企業が株式公開に向けて取り組まなければならない労務管理リスクを軽減し、内部統制の更なる充実と企業内メンタルヘルスの促進による組織の活性化を推進して参ります。
2. 業務提携の背景
近年、6割以上の労働者が仕事や職場の人間関係に関して強いストレスを感じているなど、労働者のストレスと心の健康問題が深刻化しています。とりわけ、うつ病などメンタルヘルス不調者になりやすい職種とされるシステムエンジニアなどが多いベンチャー企業の職場におけるメンタルヘルスケアが課題となっています。しかしながら、急成長を続けて業務内容や規模を拡大してきたIT企業の人事労務・安全衛生担当者からは、「メンタルヘルス不調者が急激に増加しているが、どのように対策に取り組めばよいかわからない」という声が聞かれ、思うように対策が進んでいないことが課題となっていました。また、ベンチャー企業が株式公開を目指す上で、メンタルヘルス対策はコンプライアンス・労務リスクマネジメント対策としてもその整備が急務となっていますが、実際は対策の遅れが目立っています。このような労務問題は企業にとって、サービスレベルの低下を招いたり、労災問題による法務リスクなどに派生する危険性があります。
そこで今回、未来予想が提供している内部統制ASPシステム「Miraizβ版」に、LBMが提供する「MTOP」サービスを追加提供することで、ベンチャー企業に勤める従業員のストレスの早期発見・改善を推進し、離職率・休業率の低減や、サービスレベル・生産性の向上を実現し、株式公開に向けた万全な労務リスク管理による内部統制を目指して参ります。※MTOPをご利用する場合は、有料になります。
【 MTOPについて 】 http://www.lifebalance.co.jp
ストレス耐性向上のためのオンラインプログラム。Mental Toughness Orientation Programの略。 オンラインでのストレスチェック、および自己分析・管理ツールのみならず、ストレスに負けないための予備知識(雑学、解消法、リラックス法)、認知行動療法をベースとしたストレスに強くなるためのe-ラーニングやカウンセリング(メール、電話、面談)までも包括的に網羅したサービス。(2006年12月現在6万人利用)
【 Miraizβ版概要 】 https://www.miraiz.bz/
未来予想が無料で提供するベンチャー・中小企業の内部統制を支援する社内システムであり、人事マスタに登録されている情報をベースに、勤怠工数管理や稟議管理(ワークフロー機能)、顧客・案件管理、仕入経費管理などをタイムリーに登録・確認でき、経営管理のシステム化を推進するツール。将来的には、ベンチャー企業の経営予実績管理が簡単に実践できるシステムを目指す。
(ライフバランスマネジメント http://www.lifebalance.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・1月10日)