2017年 転職希望者が選ぶ“今年の漢字”は『難』。転職売り手市場と言われるも、厳しい実感値~『転職希望者の意識調査』:ワークポート
総合転職エージェントの株式会社ワークポート(東京都品川区、代表取締役社長 CEO:田村高広)は、2017年に転職活動を行なっていた20代~40代の転職希望者795名を対象に、『転職希望者が選ぶ“今年の漢字”』のアンケート調査を実施しました。その結果、第一位に「難」(51票)が選ばれましたことをお知らせします。
【結果概要】
●転職売り手市場と言われている中、総合の結果は「難」が最も多い結果となった。
●5位以内に入った漢字の中でポジティブなイメージのものは「変」と「挑」のみ。
それ以外は「苦」、「迷」など、ネガティブなイメージのものが多かった。
【結果詳細】
■転職は売り手市場と言えど、転職希望者の実感値は『難』。
株式会社ワークポートは、2017年に転職活動を行なっていた20代~40代の男女(795名)に、転職活動を表す“漢字一文字”を聞くアンケート調査を実施しました。
その結果、最も多かったのが「難」(51票)、次いで「変」(40票)、「苦」(37票)、「挑」(31票)、「迷」(26票)が挙がりました。
少子高齢化による人材不足が深刻化する中、有効求人倍率は上昇し転職市場はまさに売り手有利であるといわれています。しかしながら、上位5位以内に入った漢字を見ると「変」、「挑」以外は「苦」や「迷」などの比較的ネガティブな印象を受けるものが多く、転職希望者の実感値は意外と厳しいものであることがわかりました。
■「決まらない」よりも、「希望にあう求人がない」
「難」を選んだ理由を見てみると、
・「仕事が決まらない」(メーカー 20代 男性)
・「十数社受けてようやく内定が出たため」(ITカスタマーサービス 30代 男性)
・「売り手市場と言われてはいたが、苦戦したため」(労務 30代 男性)
など、なかなか選考に通過しないという趣旨のコメントも散見されましたが、
・「なかなか希望に合う企業がなく、難しい」(人材営業 30代 女性)
・「仕事はたくさんある。必要とされるポジションや業種があっても希望年収と合わずマッチングできない。難しいなぁという印象」(IT企業事務 30代 女性)
・「求人は多く、内定をもらいやすかったものの良い条件の求人が非常に少なく、正社員で入社しても安定しないと感じた」(小売事務 30代 女性)
・「すべてにおいて難しい。ポスト、年収、年齢などのバランスのとれた求人が少ない」(SVマネージャー 30代 男性)
などのコメントも多く、実際に求人はたくさんあってもなかなか条件に一致するものがないため「難しい」と感じている人も少なくはないようです。
■2位以降の結果:ポジティブワードよりも、ネガティブワードが目立つ。
▼第2位「変」
・環境を変える、自分を変える、人生を変えるという覚悟のもと転職活動にあたったから(人材サービス 20代 男性)
・転職して大きく生活環境も変わり、変化に富んだ一年だったので(販売 30代 女性)
・自分自身を変えたいため(経理 40代 男性)
▼第3位「苦」
・転職自体に苦戦していること、現職の業務が忙しく転職活動との兼ね合いが難しいから(メーカー・設計 20代 男性)
・世の中では好景気だと言うけれども、なかなか苦労させられた(教員 30代 女性)
・現職の先行が不安になってきた。慢性的な人手不足(製造 40代 男性)
▼第4位「挑」
・未経験業界・職種へのチャレンジだったから(フロントエンドエンジニア 20代 女性)
・自分の可能性に挑戦する転職活動となったため(WEBエンジニア 30代 男性)
・40代での転職なので恐らく最後の転職、最後の挑戦になるので(IT営業 40代 営業)
▼第5位「迷」
・転職活動、今後の方向性などに迷っているため(経理事務 20代 女性)
・このまま今の会社にいるべきがどうか迷っているから(デザイナー 30代 男性)
・内定をいただいた2社のうちどちらに行くのがいいのか迷った
(WEBサービスエンジニア 40代 男性)
【調査概要】
調査内容:転職希望者の意識調査
調査期間:2017/11/27~12/6
調査対象:2017年に転職活動を行なっていた20代~40代の男女(※ワークポート利用者)調査手法:インターネット調査及び、転職相談来社時のアンケート調査
(株式会社ワークポート https://www.workport.co.jp/corporate/ /12月11日発表・同社プレスリリースより転載)