2018年卒者への企業からの求人、全体の58.1%が前年度と比較して「増えている」と回答~『大学の就職・キャリア支援活動に関する調査』(2017年10月):ディスコ
株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:新留正朗)は、全国の大学の就職・キャリア支援担当部署を対象に、2018年卒者の就職活動状況、インターンシップのあり方への見解、低学年への支援などの調査を行いました。(調査時期:2017年8月7日~9月1日、回答学校数:322校)
<主な調査項目>
1.2018年卒者の就職活動状況
[1] 内定状況
[2] 内定先企業の規模
[3] 企業からの求人状況
[4] 新卒採用市場の見方
[5] 学生からの相談
2.2019年卒者への就職支援
[1] 就職ガイダンスの回数
[2] 就職ガイダンスの実施時期
[3] 就職ガイダンスの出席状況
[4] 学生の就職に対する意識
3.インターンシップについて
[1] 企業からのインターンシップ求人状況
[2] 学生のインターンシップ参加状況
[3] 日数規定撤廃への考え
[4] 採用に結び付けることへの賛否
4.学生へのキャリア・就職指導全般について
[1] 自校における現在の課題
[2] 低学年向けキャリア支援
<調査結果(抜粋)>
1.2018年卒者の就職活動状況
[1]内定状況(前年度と比べて)
2018 年卒者(現大学4年生)の内定状況を尋ねた。前年度と比較して「高まっている」という大学が約半数で(48.1%)、「低下している」(1.2%)を大幅に上回った。前年調査でも約半数の大学が「高まっている」と回答したが、前年以上に早いペースで内定が出ていることが読み取れる。なお、私立では「高まっている」が半数を超えるのに対し(53.0%)、国公立では3割台(34.9%)で、20ポイント近く差がある。ただし「不明」が15.1%あり、内定状況の把握はこれからという大学も多いようだ。
[2]内定先企業の規模(前年度と比べて)
学生の内定先について、企業規模の変化という観点で尋ねた。「大手企業が増えた」という大学は全体の 12.7%、そして「中堅企業が増えた」は 9.6%、「中小企業が増えた」は 1.2%だった。大手企業からの内定が増えた大学が2年連続して1割を超える結果となり、大手志向の学生にとっては追い風の吹いた就職戦線と言える。
[3]企業からの求人状況(前年度と比べて)
2018年卒者への企業からの求人が「増えている」という大学は多く、全体の58.1%が前年度と比較して「増えている」と回答した。前年調査でも「増えている」は66.1%と高かったことから、より多くの企業から求人が寄せられていたことがわかる。
[4]新卒採用市場の見方
今期の採用市場について、学生に優位な売り手市場かどうかとの観点で尋ねたところ、「完全に売り手市場だと思う」との回答は約4割(37.3%)。「やや売り手市場だと思う」(52.5%)を加えると、約9割強(89.8%)が売り手市場を実感しているとの結果が得られた。特に、「完全に売り手市場だと思う」は、2年連続で約10ポイント上昇しており、年々売り手市場感が強まっていることが読み取れる。 ただし、企業への調査では、「完全に売り手市場だと思う」が 7 割を超えており(72.0%)、企業側の方がより強く売り手市場を感じていることがわかる。(2017年7月実施:有効回答1,339社)
※調査詳細は同調査レポート(PDF)をご覧ください。
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(株式会社ディスコ http://www.disc.co.jp/ /10月6日発表・同社プレスリリースより転載)