従業員を対象にしたNPS(eNPS)の業界別ベンチマーク調査結果を発表~eNPS(自社推奨度)の業界ごとのスコアは企業規模別で異なる:NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社 (本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江、以下NTTコム オンライン) は、52業界の従業員を対象に、就業先企業の推奨度 (employee NPS、以下eNPS) を測るベンチマーク調査を実施しました。
この結果、事業者でもっともeNPSが高いのは、小規模の事業者では「サービス、小売、外食」、中規模の事業者では「生活インフラ、運輸、不動産、建設」、大規模の事業者では「メディカル」となりました。
また要因別にみると、推奨度との相関が高いにもかかわらず、満足度が低い結果となったのは、小規模の事業者では「将来像・キャリアプラン」「経営陣のリーダーシップ・経営方針」、中規模の事業者では「将来像・キャリアプラン」「経営陣のリーダーシップ・経営方針」「評価・承認の公正性・透明性」「人材育成制度・OJT制度」「給与・賞与・報酬」「ポスト・昇進・昇給・処遇制度」、大規模の事業者では相対的にありませんでした。特に小規模及び中規模の事業者で従業員に対して本人の先行きを示していくことが求められていることがわかりました。
<調査結果のポイント>
(1) eNPS 1位は小規模の事業者では「サービス、小売、外食」、中規模の事業者では「生活インフラ、運輸、不動産、建設」、大規模の事業者では「メディカル」
eNPSは小規模の事業者で-89.4ポイント、中規模の事業者で-84.9ポイント、大規模の事業者で-69.9ポイントだった。中規模の事業者と大規模の事業者の間に分水嶺があることがわかった。
規模別・業界別で見ると、小規模の事業者では「サービス、小売、外食」、中規模の事業者では「生活インフラ、運輸、不動産、建設」、大規模の事業者では「メディカル」のポイントが高かった。
(2) 推奨度との相関が高いのは「将来像・キャリアプラン」だが満足度は低い
「経営陣のリーダーシップ」「雰囲気・風土・職場環境」など11の要因別に分析したところ、推奨度との相関が最も高い項目は小規模・中規模・大規模すべてで「将来像・キャリアプラン」となった 。また、小規模と中規模の事業者で「将来像・キャリアプラン」の満足度は平均よりも低く重点改善項目となっており、小規模と中規模の事業者の共通の課題であることがわかった。
「将来像・キャリアプラン」に加えて、小規模の事業者と、特に中規模の事業者で、推奨度との相関が高いものの満足度が平均よりも低い、改善を要する象限にプロットされる項目が多く挙がった。
※NPS(R)とは
NPS(R)(Net Promoter Score(R))とは、「友人や同僚に薦めたいか?」という質問への回答から算出される、顧客ロイヤルティを測る指標です。欧米では公開企業の3分の1がNPS(R)を使用しているといわれ、日本においてもNPS(R)を活用する企業が増えてきています。
<本件に関するお問い合わせ先>
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
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(NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社 http://www.nttcoms.com/ /8月8日発表・同社プレスリリースより転載)