電子帳簿保存法のスキャナ保存制度に対応した「スキャナ保存対応オプション」の提供を開始~財務・管理会計統合パッケージ「ZeeM(ジーム)会計」:クレオ
株式会社クレオ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:柿﨑淳一、以下クレオ)は、財務・管理会計統合パッケージ「ZeeM(ジーム)会計」の証憑管理機能として「スキャナ保存対応オプション」の提供を2017年7月31日より開始します。これにより、これまで紙媒体で管理していた証憑類を電子データで管理することができ、ペーパーレスによる紙の輸送・保管コストの削減やコーポレートガバナンスの向上のほか、「働き方改革」で求められる長時間労働の是正対策にも、経理部門の業務効率化をとおして貢献することが可能になります。
■電子帳簿保存法・スキャナ保存制度について
企業の会計処理で発生する様々な伝票や帳票類は厳格に保存することが義務付けられています。その期間は会社法で10年、法人税法では7年とあり、税務調査では過去3年分はすぐに取り出せるように管理することが求められています。その結果、経理部門は膨大な量の紙を管理しなくてはなりませんが、この管理を電子的な保存で対応できるようにしたのが、1998年に制定された電子帳簿保存法です。2005年には契約書や領収書といった紙媒体の証憑類をスキャナで電子化して保存することを可能とした「スキャナ保存制度」が導入されました。更に、本制度対応に必要な要件も2015年・2016年と連年で大幅に緩和され、これまで複雑な手続きや厳しい要件により、対応を見送っていた企業にとって、取り組みやすい制度に変わりつつあります。
■スキャナ保存対応オプションについて
クレオが開発・販売を手掛ける「ZeeM(ジーム)会計」は、大手・中堅企業を中心に累計2000社以上の企業に導入されている業務パッケージ「ZeeM(ジーム)」の会計システムです。「ZeeM(ジーム)会計」では、今後、スキャナ保存制度に対応する企業が増えていくことを見据え、電子化された領収書などの書類をワークフローで申請・承認することができる、各種申請伝票のファイル添付機能を既に提供しています。今回の「スキャナ保存対応オプション」では、更にタイムスタンプサービス連携機能と画像データの管理(検索・照会)・一括検証機能を追加したことで、電子帳簿保存法がシステム要件として求めている「真実性の確保」や「可視性の確保」に対応しています。これにより、紙媒体を中心とした運用から、スキャナ保存制度に準拠した電子化への移行をスムーズにおこなうことが可能になります。
■スキャナ保存対応オプションの主な機能
・タイムスタンプ自動押印
タイムスタンプは対象となる書類が刻印された日時に存在し、その後、変更されていないことを証明する技術です。別途ご契約いただくタイムスタンプサービスと連携することで、申請者が伝票に証憑類の電子データを添付し、ワークフローで申請処理をしたタイミングで、自動的にタイムスタンプを押印します。
・証憑類の文書管理、検索
添付された電子データはタイムスタンプ押印後、自動的に文書管理機能に保管、証憑類に関連づけられた伝票情報の確認、電子データの更新(削除・訂正)履歴管理・検索・照会が可能となります。
・個別検証/一括検証
証憑類の電子データに改ざんがされていないか、個別または複数の電子データに対して検証をします。検証結果は、管理画面にて一覧表示で確認ができます。これによりスピーディな税務調査対応が可能になります。
■販売価格
製品名:スキャナ保存対応オプション
価格(税別):50万円から 利用ユーザーID数に応じて変動
※スキャナ保存対応オプションは「ZeeM 会計」のオプション製品となります
■提供開始日
2017年7月31日
■ZeeM について
「ZeeM(ジーム)」はクレオが開発・販売を手掛ける会計、人事給与業務パッケージです。シリーズ販売開始から22年間で大手・中堅規模を中心に製造業、サービス業、小売卸売業を始め、学校法人や医療法人など幅広い業種の企業様にご採用いただき、これまでに累計2000社以上の企業にご利用いただいています。
<本件に関するお問合わせ先>
株式会社クレオ
ソリューションサービスカンパニー
マーケティング本部プロモーション部 平田
info.zeem@creo.co.jp
TEL :03-5783-3540 FAX :03-5783-3541株式会社クレオ
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社クレオ https://www.creo.co.jp/ /7月28日発表・同社プレスリリースより転載)