平成28年度「なでしこ銘柄」「準なでしこ」を選定しました~女性活躍推進に優れた上場企業47社を選定。女性の活躍を後押しする特徴的な取組を紹介する『平成28年度「なでしこ銘柄」レポート』も発表(経済産業省)
3月23日、経済産業省は、東京証券取引所と共同で、女性活躍推進に優れた上場企業「なでしこ銘柄」を47社選定しました。
平成24年度に開始した「なでしこ銘柄」は5年目を迎え、従来の「なでしこ銘柄」に加えて、企業の将来的な成長を期待する観点から、「なでしこ銘柄」に準ずる企業(「準なでしこ」)を25社選定しました。また、平成28年度「なでしこ銘柄」レポートでは、女性の活躍を後押しする特徴的な取組について「注目企業」として紹介しています。
1.なでしこ銘柄とは
なでしこ銘柄は、「女性活躍推進」に優れた上場企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて、企業への投資を促進し、各社の取組を加速化していくことを狙いとしています。
東京証券取引所の全上場企業約3500社から、女性活躍推進の取組について女性のキャリアアップと両立支援の二つの側面から評価を行い、業種毎に47社を「なでしこ銘柄」として選定しました。
(注1)「なでしこ銘柄」は、女性活躍推進に関するスコアリング基準に従って評価を行い、さらに財務指標によるスクリーニングを実施した上で選定されています。
(注2)女性活躍推進法の施行を踏まえて、行動計画の策定(従業員数300人以下の企業を除く)や厚生労働省「女性の活躍推進企業データベース」における女性管理職比率の開示の有無をスクリーニングの要件にするとともに、より正確な実態把握につなげるため、なでしこ銘柄選定に関する「女性活躍度調査」への回答を必須としました。
また、とりわけ企業の将来的な成長を期待する観点から、「なでしこ銘柄」に準ずる企業(「準なでしこ」)を25社選定しました。
2.平成28年度「なでしこ銘柄」レポートについて
平成28年度「なでしこ銘柄」レポートでは、「なでしこ銘柄」企業の女性活躍推進状況についてまとめるとともに、女性活躍度調査の結果を掲載し、業種毎に、女性活躍に関する企業の課題、取組の現状等を紹介しています(統計対象企業:463社)。
なでしこ銘柄企業を中心に、将来の経営を担う多様な人材として、女性に対する育成が強化され、全業種で76%の企業が、「女性向けのキャリア研修の有無」において、「女性向けのキャリア研修を実施している」「全社向けのキャリア研修の中で女性の参加が保証されている」と回答しました。
レポートでは、経験の不足を補う研修とともに人事部や管理職も含めた丁寧なフォローアップで意識改革を行い、着実なキャリアアップに結びつけている取組事例などを「注目企業」として紹介していますので、以下のURLからご覧下さい。
また、なでしこ銘柄では、女性だけでなく社員全体での働き方改革に繋がる取組にも注目しています。
在宅勤務制度をはじめ、「柔軟な勤務場所を認める制度がある」と回答した企業は33%、フレックス制度などの「柔軟な勤務時間を認める制度がある」と回答した企業は60%でした。
【参考】平成28年度「なでしこ銘柄」レポート
【参考】東京証券取引所 平成28年度「なでしこ銘柄」の公表について
【参考】女性活躍に優れた上場企業を選定「なでしこ銘柄」
【参考】経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」
■ダイバーシティ推進~グローバル化時代の人材戦略~(経済社会政策室facebookアカウント)
<担当>
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03-3501-0650(直通)
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なでしこ銘柄・準なでしこ選定企業(なでしこ銘柄については証券コード順)(PDF形式:384KB)
◆ 発表資料の詳細はこちらをご覧ください。
(経済産業省 http://www.meti.go.jp/ / 3月23日発表・報道発表より転載)