女性活躍推進、男性の約7割がメリットと認識するも半数近くが「能力が伴わない登用」に不公平感~『ヘイズ 女性の活躍推進に関する男性の本音調査』:ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン
外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:港区、マネージング・ディレクター:マーク・ブラジ、以下ヘイズ)は国際女性デーに際し、女性活躍推進についてのメリットとデメリットについて男性250名を対象に意識調査を実施しました。
女性活躍推進のメリット:男性の約7割が「優秀な人材獲得」
女性を登用するメリットについての質問(複数回答)には、68%が「優秀な人材獲得につながる」と回答。続いて57%が「女性が加わることにより、製品開発やプロセスなどにおいてイノベーションが促進される」と回答しました。追って、54%が「高齢化による労働人口減少に対応できる」と答えており、女性活躍推進におけるメリットを男性側が感じている事が浮き彫りとなりました。
男性の4割以上が「能力が伴わない登用」に不公平感、仕事を任せづらいとの声も
一方で、男性の41%が「女性だからというだけで登用され能力が伴っていない」ことを課題としてあげており、不公平感を感じている事がわかりました。また、約3割の男性が結婚や育児で仕事を離脱するリスクや時間的な制約がある事で女性に重要な仕事を任せづらいと感じている事が明らかになりました。
自由回答の部分では、「女性は感情的なので公平な判断ができる人は少ない」、「上に立つのは男という固定観念が強い」といった本音の意見が寄せられました。
また、「職場ではなく学校や家庭から女性の活躍推進の取り組みを始めるべきではないか」「女性進出以前に日本企業のあり方が男性社会なので、女性が事務系以外の職種に就きにくい。ここが改善されないことには本当に女性が企業内で活躍するのは難しい。」など現状の取り組みを改善するための意見も多く寄せられました。
ヘイズのマネージング・ディレクター、マーク・ブラジは「日本で女性活躍推進法が施行されて間もなく一年が経とうとしています。そうした中、今回の調査では、男性側が感じているストレスや不安が浮き彫りとなりました。企業は数合わせの為に女性を登用するだけではなく、女性管理職・候補人材の育成を徹底するとともに、女性が働きやすい環境を作る上で欠かせない同僚や上司など、まわりの人間の不安を解消する努力をする必要があるでしょう。」とコメントしています。
ヘイズでは世界33ヵ国で女性活躍推進を啓発しており、個々の従業員に与えられた任務に対する成果のみで人材を評価する評価制度の導入とそれに伴う「同一労働同一賃金」の徹底が女性活躍推進成功の鍵であると提言しています。
本調査は、2017年1月にインターネット上で実施されました。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社 http://www.hays.co.jp/ /3月2日発表・同社プレスリリースより転載)