業務システムの利便性における満足度調査において85%が不満と回答~大手企業のシステムユーザーへのアンケート調査で明らかとなったコンシューマーサービスとの格差:ワークスアプリケーションズ
株式会社ワークスアプリケーションズ(本社:東京都港区、代表取締役最高経営責任者:牧野正幸、以下 ワークス)は、顧客を対象としたアンケート調査をもとに、業務システムの利便性に対する問題提起を目的とした動画を公開しましたのでお知らせいたします。
【アンケート調査】業務システムへの不満が示す新たな顧客ニーズ
~業務システムの利便性における満足度調査において85%が不満と回答~
●ITコンシューマライゼーションにより変化する企業の業務
近年、企業の業務に一般消費者向けのIT製品やサービス、技術を取り入れるという「コンシューマライゼーション」の流れが活発になり、企業の業務システムの利便性に大きな影響を与えるようになっています。従業員が個人所有の端末を業務に使用するBYOD(Bring Your Own Device)の考えや、社内SNSの導入などが進む中で、企業向けシステムにおいても、コンシューマー向け製品・サービスと同等の利便性が求められるようになっています。ワークスは、企業向け製品とコンシューマー向け製品におけるそれぞれの利便性においてどのようなギャップがあるのかを明らかにすることで、新たな顧客ニーズを把握し、製品の改善に繋げることができるとの考えから、この度、ワークスの顧客307社715名を対象として、業務システムの利便性に対する意識調査を実施いたしました。
【調査概要】
・ 対象 : 307社
・ 調査日時 : 2015年8月26日
・ 調査方法 : アンケートによる回答
●社会に広く普及するコンシューマー向けサービス
「普段利用しているコンシューマーサービス(複数回答可)」の設問については、検索エンジンをはじめとするインターネット関連サービスの「Google」、「Yahoo!」の回答数が最も多く、次いでECサイトの「Amazon」、動画共有サービスの「YouTube」、ソーシャルネットワークサービスの「Facebook」の回答が多いという結果となりました。ほとんどの回答者が複数のサービスに対して「利用している」と回答しており、生活のあらゆる場面でコンシューマーサービスが浸透している状況がうかがえます。
●85%が現行の業務システムに不満
一方、「コンシューマーサービスと比較した業務システムにおける満足度」の設問については、「不満」、もしくは「やや不満」との回答を集計すると、全体のうち85%が現行の業務システムに何かしらの不満を持っているという結果となりました。
さらに、「スピード」、「デザイン」、「操作感」、「情報のレコメンド」、「検索性」、「入力の頻度」の六つの項目別の不満度については、「スピード」に対する不満が最も高い結果となり、多くの回答者が業務システムにおける処理の遅さをストレスと感じていることが分かります。
・ 「操作の途中で固まるのが不満」
・ 「処理を行ってから結果が出るまでに時間がかかる」
などのコメントが目立つことから、利用者を待たせることなく、必要な情報をスピーディーに提示することができるかが業務システムの利便性を高めるポイントとなっていると推察できます。
また、続いて不満度の高かった「デザイン」「検索性」については、
・ 「ユーザーインターフェースの面で劣っている」
・ 「どこにどのデータが入っているかを知っていなければ、欲しい情報を探し出せない」
といったコメントから、コンシューマーサービスに比べ、直感的なデザインでない点、必要な情報を見つけるのが難しい点が、利用者の負担となっていることが分かりました。
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ワークスアプリケーションズ http://www.worksap.co.jp/ /11月29日発表・同社プレスリリースより転載)