最も“最低希望時給”が高い地域は「関東圏」。「関東圏」「関西圏」では1,000円を越える結果に~『アルバイト・パートの成長創造プロジェクト』:テンプホールディングス
テンプホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:水田正道)は、パーソルグループと東京大学 中原淳准教授との共同研究「アルバイト・パートの成長創造プロジェクト」において、地域による求職者のニーズの違いに関する調査結果を発表いたします。
「アルバイト・パートの成長創造プロジェクト」は従来のアルバイト・パートの採用計画や採用手法、店舗マネジメント手法等の抜本的な見直し、新たな施策の検討・実行を目指して2015年10月に発足しました。今回は、関東圏、関西圏、その他の地域ごとの求職者がアルバイトに求めるニーズの違いについて調査を実施いたしました。
■最も“最低希望時給”が高い地域は「関東圏」。「関東圏」「関西圏」では1,000円を越える結果に。
◆調査名:一般求職者調査
調査対象者:全国の15~69歳の男女で、アルバイト・パートで働くことに興味・関心がある方/求職活動中の方 10,000人
回答形式:自由回答
調査内容:地域ごとの希望時給の差について
調査結果:求職者が「最低このくらいは欲しい」と考える“最低希望時給”は「関東圏」が1,069円と最も高くなり、「関東圏」「関西圏」ともに1,000円を越える結果となりました。また、全地域において全国で最も高い東京都の最低賃金932円※を上回っています。 ※2016年11月現在の東京都の最低賃金
■アルバイト探しで「関東圏」は「時給が高いこと」を重視。「その他地域」では「将来の昇給・昇格」を求める傾向。
◆調査名:一般求職者調査
調査対象者:全国の15~69歳の男女で、アルバイト・パートで働くことに興味・関心がある方/求職活動中の方 10,000人回答形式:26項目の多肢選択
調査対象者:全国の15~69歳の男女で、アルバイト・パートで働くことに興味・関心がある方/求職活動中の方 10,000人
回答形式:26項目の多肢選択
調査内容:地域ごとの 「アルバイト探しで重視する項目」について
調査結果:「関東圏」の求職者は「時給が高いこと」「通勤交通費が支給されること」など賃金に関わる項目を重視することが明らかになりました。一方、「その他の地域」の求職者は、「関東圏」「関西圏」の求職者より「頑張った分だけ昇給や昇格ができること」を重視しています。地方の求職者は、入社時の時給についてある程度許容するものの、「将来の昇給・昇格」についてはシビアであることがうかがえます。
本調査では、この他にも「興味のあるアルバイト職種」や「アルバイト先への応募理由」などについて地域ごとの違いを検証いたしました。都市・地方ともにアルバイト人材の不足は共通の課題です。「アルバイト・パートの成長創造プロジェクト」では、今後も様々な調査研究を通じて適切な採用・定着・育成手法を検討してまいります。
※詳しい調査結果はこちらからご覧いただけます。
■「アルバイト・パートの成長創造プロジェクト」について
2015年10月に現パーソルグループと東京大学中原淳准教授との共同研究として、従来のアルバイト・パートの採用計画や採用手法、店舗マネジメント手法等の抜本的な見直し、新たな施策の検討・実行を目指して発足しました。パーソルグループで「人と組織のリサーチサービスおよびコンサルティング」を提供している株式会社パーソル総合研究所が主体となり、アルバイト・パート人材を多数雇用している小売・飲食・運輸の大手7社にも参画いただき、採用・定着・育成における課題抽出や、求職者や現場の従業員・管理者などを対象にした大規模な調査・分析に取り組んでいます。
本プロジェクトでは、アルバイト・パート人材を採用・育成して成果を引き出す新たな施策を生み出していくことで、より多くの組織と個人がはたらくことを楽しめる環境づくりを実現してまいります。また、本プロジェクトで得られたデータ・知見は、2016年11月にダイヤモンド社より書籍『アルバイト・パート[採用・育成]入門』として刊行いたしました。
※『アルバイト・パート[採用・育成]入門』の詳細につきましてはこちらよりご覧いただけます。
◆本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
(テンプホールディングス株式会社 http://www.tempstaff.co.jp/ /11月25日発表・同社プレスリリースより転載)