9割の事業所で受動喫煙対策 厚労省調査
受動喫煙防止対策に取り組んでいる事業所割合が88%に上昇――厚生労働省がまとめた平成27年労働安全衛生調査で分かったもので、前回調査(25年)を2ポイント上回った。
対策の内容では、「事業所の建物内全体を禁煙とし、屋外のみ喫煙可能」としている割合が38%で最多。次いで、「事業所内部に隔離された喫煙場所(喫煙室)を設置」が26%、「屋外を含む事業所敷地内全体を禁煙にしている」が15%となっている。
対策を進めるに当たっての課題として、「喫煙室から煙の漏洩を完全に防ぐことが困難」、「顧客に喫煙をやめさせるのが困難」(いずれも3割程度が指摘)の二つが挙がっている。
(労働新聞社 労働関連ニュース 2016.11.03 より転載)