ストレスチェックの実務を詳解~『ストレスチェック面接医のための「メンタル産業医」入門』(櫻澤博文:著)日本医事新報社より発刊
(株)日本医事新報社は、櫻澤博文著『ストレスチェック面接医のための「メンタル産業医」入門』を刊行しました。
11月30日のストレスチェック実施が迫っています。実施体制をどう設計したら良いのか、また面接医をどう確保したら良いのか、悩んでおられる人事部も多いのではないでしょうか。
本書は、ストレスチェックの実務のイロハから、医師との連携、面接指導と事後措置のあり方、職場環境改善の取り組み、さらにはメンタル不調者を出さない「予防策」までわかりやすくまとめられています。
本書の最大の特徴は、メンタル不調をこじらせず、着実に職場復帰させるための「復職支援プログラム」に一章を割いていることです。療養開始から復職準備期に至る各時期ごとに「医師が行う支援」と「人事労務担当者が行う支援」を切り分けて解説しており、人事労務担当者にご活用いただける内容となっています。
ストレスチェックの実務に関わる各種書式を収載しており、すべてワードファイルにてダウンロード可能です。
ストレスチェック面接医のための「メンタル産業医」入門
著者:櫻澤博文
発行:日本医事新報社
発売日:2016年9月22日
仕様:B5判 二色刷 296ページ
価格:本体4,000円+税
ISBN978-4-7849-4556-6
【目次】
第1章 産業医入門
A 産業医になるには
1. 産業医としてのあり方 2. 産業医資格の取得
3. 産業医先の確保 4. 産業医の契約
B 産業医の実務
1. 定期健康診断の判定 2. 職場巡視
3. (安全)衛生委員会 4. カウンセリングの基本技法
5. 自己効力感を高め行動変容を促すには 6. 報告書の記載例
C 長時間労働者への面接指導
1. 面接の対象・目的 2. 面接の進め方
3. 人事・労務担当者からの情報収集 4. 業務の過重性・ストレスの評価
5. 疲労蓄積度チェックリスト 6. 面談時に着目すべきこと
7. うつ病の一次スクリーニング 8. うつ病を把握するための質問
9. 受診の勧め方
第2章 「メンタル産業医」の仕事術
A メンタル不調の基礎知識
1. メンタル不調者の現状 2. 外因性精神障害で主に認められる症状
3. 内因性精神障害で主に認められる症状 4. 心因性精神障害で主に認められる症状
5. 症状のまとめと簡易診断 6. ストレスとの関係
7. PIPCによる病状把握 8. MINIによる病状把握 9. メンタル不調の治療
B メンタル不調の予防
1. メンタル疾患にならない工夫 2. メンタル疾患を出さない工夫 3. 管理職教育
C メンタル不調をこじらせない工夫
1. 休職が必要だと言われたら 2. 休職に入ったら
3. 睡眠時間が安定してきたら 4. 午後からの外出ができるようになったら
5. 午前中の外出ができるようになったら 6. 模擬出社ができるようになったら
7. 復職可能と主治医が判断したら
第3章 ストレスチェック面接医の実務
A ストレスチェック制度の理解
1. ストレスチェック制度とは 2. 質問票の構造
B ストレスチェックの実施法
1. 実施体制 2. 評価方法 3. 面接指導の対象者
4. 受検勧奨・結果の通知方法 5. 医師による面接へのつなげ方
C 面接指導と事後措置
1. 面接医の心構え 2. 面接時の確認事項と指導内容
3. 結果報告と企業への意見具申 4. 医師としての意見表明と就業上の措置
5. 集団分析の目的と方法 6. 集団分析結果の解釈と対策のヒント
7. ストレス対策の実施事例 8. 集団分析を実施する際の注意事項
D 職場環境改善の取り組み
1. 職場環境改善の評価と改善に関するガイドライン
2. メンタルヘルスアクションチェックリスト
付録
お勧め情報
読者特典
【著者紹介】
櫻澤博文(さくらざわ・ひろふみ)
職場のメンタルヘルスケアに精通した「プロフェッショナル産業医」。
1996年産業医科大学医学部卒業。亀田総合病院にて臨床研修修了。京都大学大学院にて社会健康医学修士号、医学博士号を取得。労働衛生コンサルタント、日本産業衛生学会指導医、産業医科大学認定メンタルヘルスエキスパート産業医。
◆書籍の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社日本医事新報社 http://www.jmedj.co.jp/ /9月15日発表・同社プレスリリースより転載)