学生のインターンシップ参加率は約6割。参加理由は「自身の適性把握」のほか、「学外での人脈形成」を重視する学生も~『インターンシップに関する調査』:クロス・マーケティング
株式会社クロス・マーケティング(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:五十嵐 幹)は、全国47都道府県に在住する18~34歳の男女学生を対象に「インターンシップに関する調査」を実施しました。
■調査背景・目的
学生を対象に、一定期間企業などの中で就業体験を行える制度であるインターンシップ。就職活動の解禁時期の後ろ倒しなどの影響により、企業側・学生側ともにインターンシップ制度に対する需要は年々増加しています。
そこで本調査では、学生のタイプを五つに分け、タイプごとのインターンシップ参加経験の有無や参加理由、今後のインターンシップの参加意向などについて調査し、意識や実態について明らかにしました。
■企業選択時の意識タイプ(クラスター分析)
今回の調査では、学生のタイプを把握するにあたって、企業選択時に重視することを質問し、質問項目から因子を抽出。因子分析によって抽出されたその因子に対する反応から五つのタイプ(クラスター)に定義付けしました。
・やりがい重視層:事業・業務内容より、理念への共感やワークライフバランス、職場の雰囲気を重視
・平穏・安定層:成熟企業での長期安定雇用を重視し、事業・業務内容や働きやすさに対して関心が薄い
・こだわりなし層:企業や労働環境、業務内容など特定の要素に対するこだわりがなく、働くことの関心が薄い
・ブランド意識層:多様な事業展開をし、成長性を感じる大企業で、自分も挑戦的に業務に励めることを求める
・自己実現層:ワークライフバランスや給与形態より研究や専門スキルの習得など具体的な目標を掲げその達成を目指す
■調査結果 (一部抜粋)
● インターンシップ参加経験の有無では、全体として「参加したことがある」(43.9%)が最も高く、「参加したことはないが、具体的な参加予定がある」(16.2%)を含めると約6割がインターンシップの参加率といえる。学生のタイプ別では【ブランド意識層】の「参加したことがある」(63.5%)が他のタイプと比べて10pt以上高く、インターンシップへの関心の高さがうかがえる
● インターンシップ参加理由では、「業界・企業に対する自身の適性把握」(45.2%)が最多。全体的に企業や業界の理解が参加の理由として多いが、学生のタイプ別にみると【やりがい重視層】と【自己実現層】が他のタイプに比べ「学外での人脈形成」を目的としている割合が非常に高い
● 今後のインターンシップ参加意向では、「参加したい」(46.2%)と、約半数近くが参加意向を持っている。インターンシップの参加歴の有無別でみると、参加歴がない人でも37.9%と4割近い人が参加意向を示していることが判明
■調査概要
調査手法 : インターネットリサーチ
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 18~34歳の男女学生
調査期間 : 2016年7月22日(金)~2016年7月27日(水)
有効回答数: 882サンプル
※%値はウェイトバック済み数値を使用
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◆本リリースの詳細はこちらをご覧ください。
(株式会社クロス・マーケティング http://www.cross-m.co.jp/ /8月23日発表・同社プレスリリースより転載)