NECのAI(人工知能)技術を活用し、ユーザーと講師のマッチング高度化のための実証実験を実施:レアジョブ
オンライン英会話サービス事業を運営する株式会社レアジョブ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中村 岳、以下「レアジョブ」)は、日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長兼CEO:新野 隆、以下「NEC」)と共同で、NECのAI技術を活用してユーザーと講師のマッチング高度化のための実証実験を実施します。
今回、レアジョブ英会話のオンライン英会話ユーザーの中からランダムに抽出した約2万人分のデータ(年齢、性別、学習期間、英会話レベル、過去のレッスンに対する評価など)や講師データ(年齢、性別、講師歴、レッスンスキルなど)を基に、ユーザーの総合的な満足度をAIが推定し、ユーザーと講師との適した組み合わせを策定します。本実証実験を通して、英会話サービスにおけるAI活用の可能性を検証します。
本実証実験では、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」(注1)に含まれるRAPID機械学習(注2)や異種混合学習(注3)を活用します。
NECは、社会ソリューション事業に注力しており、AI技術を活用した製品やサービスを提供することで、安全・安心な社会づくり、お客さまのビジネスインフラの強化に貢献します。
レアジョブは累計2,000万回のレッスンデータや英会話力を測定できる「レアジョブ・スピーキングテスト」の受験データなどの教育ビッグデータを保有しています。今後も、ディープラーニングをはじめとする機械学習などのAI技術を活用し、英語学習の習慣化・質向上のための仕組み作りを進めていきます。
今回の実証実験で活用するNECのAI技術について
1.RAPID機械学習技術
ディープラーニング技術を搭載し、事前に手本となるデータを読み込むことで傾向を自動で学習するため、データの分類/検知/推薦などの高精度な判断が可能。また、NEC北米研究所の独自技術により、分析エンジンの高速化と軽量化の両立を実現。これにより、大規模なマシンリソースを必要とせずにサーバ1台から分析処理ができるため、幅広い業務や企業への適用が可能。
2.異種混合学習技術
ビッグデータに混在するデータ同士の関連性から、多数の規則性を自動で発見し、分析するデータに応じて参照する規則を自動で切り替える技術。これにより、単一の規則性のみを発見し参照する従来の機械学習では分析が困難な、状況に応じて規則性が変化するデータでも、高精度な予測や異常検出が可能。
(注1)「NEC the WISE」(エヌイーシー ザ ワイズ)は、NECの最先端AI技術群の名称です。 “The WISE”には「賢者たち」という意味があり、複雑化・高度化する社会課題に対し、人とAIが協調しながら高度な叡智で解決していくという想いを込めています。
プレスリリース「NEC、AI(人工知能)技術ブランド「NEC the WISE」を策定」
NECのAI研究
(注2) プレスリリース「自動でデータの傾向を学習する人工知能ソフトウェアを発売」
(注3) プレスリリース「NEC、ビッグデータに混在する多数の規則性を自動で発見する技術を開発」
<本件に関する報道関係からのお問い合わせ先>
株式会社レアジョブ 広報 荒川、田形
電話:(03)5468-7401/FAX:(03)5468-7402
E-Mail:press@rarejob.co.jp
NEC コーポレートコミュニケーション部 野本
電話:(03)3798-6511
E-Mail:y-nomoto@cw.jp.nec.com
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC 第一官公ソリューション事業部 中村
電話:(03)3798-2241
E-Mail:c-nakamura@ay.jp.nec.com
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社レアジョブ http://www.rarejob.co.jp/ /8月22日発表・同社プレスリリースより転載)