ANA、社員向けLGBT相談窓口の設置や福利厚生制度への対応を実施~マイレ-ジサ-ビスにおける同性パ-トナ-の登録が可能に『ANAのLGBTへの取り組み』
ANAは、2015年4月に「ANAグループダイバーシティ&インクルージョン宣言」を発表し、組織や集団が持つ多様性を大切にし、人それぞれの違いを活かして新しい価値を生み出すことができるグループ作りを目指しています。
また、グル-プの行動指針である『ANA’s Way』においても、お客様視点、社会への責任、チ-ムスピリットを基礎に、多様性を活かし、より良い社会に貢献することが明記されており、お客様サービスの観点からも、働く社員の環境整備の観点からも、ダイバーシティ&インクルージョンを進めることは公共交通機関である我々の責務のひとつと認識しています。
一方、性的マイノリティであるLGBT(※)に対する社会的な課題認識は日々拡大しています。このような状況から、ANAではお客様サ-ビスおよび社内の福利厚生などに関する対応を加速させ、多様な価値観を尊重する環境づくりを推進していきます。
ANAではダイバーシティ&インクルージョンを積極的に推進し、社会全体が多様性を認め合いながら、より良い社会の実現に貢献していきます。
(※)LGBT、レズビアン(L=女性同性愛者)、ゲイ(G=男性同性愛者)、バイセクシャル(B=両性愛者)、トランスジェンダ-(T=性同一性障がいを含む生まれた時の体の性と心の性が一致しない人)の頭文字です。
(1)お客様サービスに関する取り組みの内容
◆ANAマイレージサービス
2016年7月1日より、以下のサービスにおいて同性パートナーの登録が可能となります。
[1]「ANAカードファミリーマイル」の「ファミリー会員」登録(詳細はこちら)
[2]特典利用者登録(詳細はこちら)
◆自社運営ラウンジのトイレ
羽田空港・成田空港・大阪伊丹空港のANA LOUNGEおよびANA SUITE LOUNGEの多目的トイレについて、サイネージを7月より順次変更し、LGBTのお客様も含めてよりどなたにでも使いやすい、ユニバーサルな施設を目指します。
(2)社内の福利厚生などに関する取り組みの内容
◆社員向けLGBT相談窓口
社内に相談窓口を設置し、ANAグループ社員からの個別相談に応じる体制を整えます。
◆社員向け啓発プログラムの充実
今月より、マネジメント層を対象として、LGBTに関する理解促進に向けた啓発プログラムの強化を図ります。
◆福利厚生制度のLGBT対応
「同性パートナーを配偶者とみなす」ことを前提として、祝い金や弔慰金の支給、休暇など各種社内福利厚生制度への対応を進めます。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(ANAグループ http://www.ana.co.jp/group/ /6月23日発表・同社プレスリリースより転載)