就職先確定者への就職先の満足度は、大学生/大学院生で前年度よりも上昇の9割。前年からプレエントリー社数が10社以上減少~『2016年卒学生の就職活動の実態に関する調査』:全国求人情報協会
公益社団法人全国求人情報協会は、新卒等若年雇用への社会的関心の高まりを背景に、2013年度より専門部会として「新卒等若年雇用部会」を設置し、問題整理やアクションプラン等の検討を開始しました。当部会の調査・研究活動の一環で、民間企業・団体への就職活動を経験した全国の大学4年生・大学院2年生を対象とするアンケート調査を2016年3月に実施し、その調査結果の概要をまとめましたのでご報告します。
【結果概要】
(1)民間企業・団体への就職活動を経験した大学生/大学院生の9割が3月時点で進路確定。
(2)就職先確定者への就職先の満足度は、大学生/大学院生で9割。前年よりも上昇。
(3)就職活動に関する情報収集の開始時期は、「大学3年/大学院1年の10~12月」が大幅に減少し、「大学3年/大学院1年の6~9月」と「大学3年/大学院1年の1~3月」に二極化。
(4)大学生の就職活動ごとの活動量の平均値は、プレエントリー39.2社、企業説明会参加20.8社、書類選考14.4社、面接など対面選考10.0社。前年からプレエントリー社数が10社以上減少。
(5)〔プレエントリー〕〔一次選考応募〕の対象を選ぶ時に知りたい情報の上位項目は「具体的な仕事内容」「勤務地」「事業の安定性・将来性」で、6~7割が知ることができたと回答。
(6)大学4年/大学院2年の9月までに就職活動を終了した者は全体の6割超で、前年とほぼ同水準。活動終了時期が遅い者や3月下旬時点の活動継続者ほど開始時期が遅く、活動期間が長い。
(7)学生は、新卒労働市場の現状など日本の就職環境に関して十分な知識をもっていない。
(8)民間の就職情報会社から提供される情報は「情報量が多いが、役立った」との評価。最も役立った情報は「民間の就職情報会社の就職情報サイトに掲載されている企業」。
(9)〔プレエントリー対象〕〔一次選考応募対象〕〔最終的な就職先〕を選ぶときの情報源は、民間の就職情報会社がトップ。
※調査リリース資料は、こちら(PDF)からダウンロードできます。
●調査の概要
1)調査目的:大学生や大学院生の就職活動の実態を把握し、関係各位の参考に供する。
2)調査対象:民間企業・団体への就職活動を在学中に経験した(*)全国の大学4年生・大学院2年生1025名*就職活動の経験者を、プレエントリー(資料・採用情報の請求)、説明会、書類選考、対面選考のいずれか1つ以上の経験者と定義した。左記の条件を満たす973名で集計を実施
3)調査時期:2016年3月11日~28日
4)調査方法:インターネット調査(調査実施機関:株式会社マクロミル)―マクロミル社のモニターにスクリーニング調査を行って対象者を抽出し、学校種別、性別、専攻系統(文理)の構成比が母集団に近づくよう、「文部科学省学校基本調査」の数値を参照しウェイトバック集計を行った。
●調査実施主体 公益社団法人全国求人情報協会新卒等若年雇用部会当部会
会員企業(調査実施時点、社名五十音順):株式会社アクセスヒューマネクスト、株式会社アルバイトタイムス、株式会社イフ、株式会社学情、株式会社KG情報、株式会社廣済堂、株式会社JSコーポレーション、株式会社ジェイ・ブロード、株式会社ダイヤモンド・ヒューマンリソース、株式会社ディスコ、株式会社文化放送キャリアパートナーズ、株式会社北海道アルバイト情報社、株式会社マイナビ、株式会社リクルートキャリア
<お問い合わせ先>
公益社団法人全国求人情報協会業務部・佐藤日出男
Tel03-3288-0881
cyousa@zenkyukyo.or.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(公益社団法人全国求人情報協会 http://www.zenkyukyo.or.jp/ /6月21日発表・同協会プレスリリースより転載)