リクルートキャリア、『介護サービス業 職業イメージ調査 2015』
介護サービス業に関わる人への応援プロジェクト「HELPMAN JAPAN」調査
~『介護サービス業』の現在従事者の入職理由は「やりがい」や「専門性」~
株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柳川 昌紀)が行う、日本の介護サービス業に関わる全ての人を応援するプロジェクト『HELPMAN JAPAN』は、就転職先としての介護サービス業の職業イメージについて実態を明らかにするために、全国の学生、社会人2,575人を対象に調査を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
『介護サービス業』のイメージは、他の産業に比べて、今後伸びていく成長産業というポジティブなイメージがあるが、体力的・精神的にきつい、給与水準が低い仕事といったネガティブなイメージも強い。調査パネル全体での就・転職想起率は15%、就転職意向ありの層では、就転職想起率は24%という結果となった。
『介護サービス業』の現在従事者の入職理由は「やりがい」や「専門性」の割合が高い。一方で、過去従事者の退職理由は「仕事内容」や「職場環境」の割合が高いことから認知イメージの是正にとどまらず、介護事業者による「仕事内容」や「職場環境」の継続的な改善が必要である。
【『介護サービス業』の職業イメージ】
●『介護サービス業』の職業ポジティブイメージ:3位以下で順位変動はあるが、上位5項目は前回の2014年調査時同様。
最も高かったのは、前回同様「社会的な意義の大きい仕事だと思う」(38.8%(2015)←46.1% 2014))、次いで「今後成長していく業界だと思う」(30.9% (2015) ←37.7% (2014))。
●『介護サービス業』の職業ネガティブイメージ:上位2項目は前回同様50%を超える。
最も高かったのは、前回同様「体力的にきつい仕事の多い業界だと思う」(61.0%) 。次いで「精神的にきつい仕事の多い業界だと思う」(53.8%)。
●ポジティブイメージ・ネガティブイメージとも、類似しているのは『福祉サービス業』
【『介護サービス業』についての周囲(家族/親戚/友人/知人)の評価】
●前回に比べ「特に印象はない・わからない」という割合は、前回に比べすべて減少。
“介護”に対する、無関心・知識なしといった層が減りつつある状況がうかがえる。
【『介護サービス業』に対する就転職業界としての想起/認知していること】
●『介護サービス業』への就転職想起率(※)は15.5%と、『福祉サービス業』と同水準(15.6%)。
●『介護サービス業』について認知していることのトップは 「資格の有無にかかわらず、未経験からでもスタートできる職種であること」(33.9%)
僅差で「介護事業者にも、人事・総務・営業・企画などの部門があること」(32.1%)。
(※) 就職・転職先として思い起こす割合
【『介護サービス業の仕事』の事実を知った後の就転職想起率の変化】
●「介護サービス業の仕事」の事実を知った後、『介護サービス業』への就転職想起率「想起者・計」の割合は、15.3ポイント上昇(15.5%→30.8%)。
前回調査時同様に、事実理解後に想起率は大幅上昇する。
【『介護サービス業』の入職理由と退職理由】
● 『介護サービス業』就業経験者における入職理由は、「仕事にやりがいがあると思ったから」(28.0%)、「資格や専門知識を活かすことができると思ったから」(21.5%)がともに2割以上。
●『介護サービス業』の過去従事者の退職理由は前回と順位が逆転し、「体力的にきつい仕事だったから」(23.3%)がトップ。
次いで「精神的にきつい仕事だったから」(20.4%)。
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(株式会社リクルートキャリア http://www.recruitcareer.co.jp/ /10月26日発表・同社プレスリリースより転載)