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【ヨミ】フィルターバブル フィルターバブル

「フィルターバブル」とは、インターネットで、利用者の思想や行動特性に合わせた情報ばかりが作為的に表示される現象のことをいいます。サーチエンジンが、検索履歴や購買情報から行動パターンを学習することによって、利用者の志向に近い情報が優先的に表示され、望まない情報から遠ざけられます。アメリカの活動家イーライ・パリサーが、著書『フィルターバブル』の中で命名し、問題提起を行いました。自身の志向という「フィルター」によってつくられた「泡(バブル)」に閉じ込められ、受け取る情報が中立性を欠いていくさまを表します。
(2018/1/24掲載)
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フィルターバブルのケーススタディ

「Burst youe bubble(バブルを破れ)!」
情報の偏りを防ぐには、違いから学ぶ姿勢が重要

自分が見ているインターネットの世界が、他の人にも同じように見えていると思っていませんか。購入履歴にひもづいたECサイトの広告や、閲覧したニュースに関連するページのレコメンド。そして、SNSのタイムラインに流れてくる親しい友人の投稿。今、データ活用の技術やアルゴリズムの発達により、私たちのインターネット体験は、よりパーソナライズされたものになっています。

こうしたパーソナライズ技術は、購買活動を活発にする経済効果や、関連情報の提示で好奇心が刺激されるなど、便利な面もあります。しかし一方で、興味関心というフィルターの精度が上がれば上がるほど、目にする情報はどんどん偏っていき、自分と異なる立場の意見との接点は減っていきます。その状態が進めば、広いはずのインターネットの世界がたこつぼ化してしまうことになりかねません。

デジタルネイティブである「新入社員の視野が狭い」と嘆く声が聞こえる一因は、ここにあるのかもしれません。しかし、フィルターバブルは、インターネットを使う人なら誰もが陥る可能性がある現象。特に、情報収集の中心がSNSになっているという人は、注意が必要です。イイネやコメントといった体験の蓄積がSNSのアルゴリズムに影響を与え、タイムラインのパーソナル化を加速させているからです。

フィルターバブルを打ち破るにはどうしたらよいか。英国の新聞社ガーディアンは、「Burst your bubble(バブルを破れ)」というコーナーを設け、ガーディアン読者に多いリベラル派以外の論考を紹介するという取り組みを始めています。また、テクノロジーの力で情報の偏りを減らしていこうと、ツール開発に挑む動きもあるようです。

発信者側の努力に加え、情報の受け手もリテラシーを持つ必要があります。情報のたこつぼ化を防ぐ第一歩は、対立意見を避けたがる個人のバイアスが、自身が目にする情報に色濃く反映されていると認識することです。ダイバーシティの重要性が叫ばれる現代、自分と異なる立場の主張にも耳を傾け、違いから学ぼうという自発的な姿勢が、インターネット上でも求められているのです。

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