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【ヨミ】トランスファラブルスキル トランスファラブルスキル

「トランスファラブルスキル」とは、ビジネスパーソンに求められる能力のうち、とくに転用・応用可能なスキルを指す言葉です。トランスファラブル(transferable)は「移動できる、持ち運べる」という意味で、会社や業種・業界、地域などを超えて移動しても、どこでも必ず活用できる汎用性の高いスキルのことです。個人がそれぞれの仕事に特有の専門的な知識や技術を習得し、実際に発揮して成果を上げるために必要不可欠なのがこのトランスファラブルスキルで、仕事をしていく上での、いわば基礎体力に相当します。
(2015/7/10掲載)

トランスファラブルスキルのケーススタディ

仕事力の基礎を成すスキル以前のスキル
汎用性がキャリアを高めて広げるカギに

今年も第1四半期が終わりました。春に就職や転職、異動をしたビジネスパーソンの中には、新しい仕事を経験してさらなるスキルアップの必要性を感じ、資格取得などを検討している人も少なくないでしょう。仕事の現場で実際に成果を出すためには、それぞれの仕事に固有の専門知識や技能を身につける必要があります。そうした実践的なスキルを、テクニカルスキルと総称します。たとえば、経理部門なら財務・会計の知識や帳簿作成のスキルが、営業職ならマーケティングの知識やセールスのノウハウが必須ですし、また、同じ営業職でも事業領域が違えば、求められるテクニカルスキルは変わってきます。

しかしどれだけ難度の高い資格を取得し、専門的な技能を磨いても、仕事をする上での基礎力をないがしろにしていては、成果に結びつきません。その仕事力の基礎となるのが「トランスファラブルスキル」です。本人が自分のトランスファラブルスキルを自覚し活かそうとしない限り、必要なテクニカルスキルをいくら身につけても宝の持ち腐れ。組織の中で、それを充分に発揮することはできないのです。

業種や職種により求められるテクニカルスキルが変わるのに対し、トランスファラブルスキルはどんな仕事にも転用・応用が可能。文字どおり“移動できる”スキルです。その領域は広く、含まれるスキルは多岐にわたりますが、大きく以下の三つに分けられます。自分自身のトランスファラブルスキルを“棚卸し”してみると、そこに自らのキャリアを高めて広げるヒントが見えてくるかもしれません。

1. 対課題スキル
課題を発見し、多様な情報をもとに仕事の段取りを組み立てながら、計画的に適切な方法で課題解決を遂行するスキルのこと。情報収集力、課題解決力、発想力、計画性、実行力などが必要とされます。

2. 対自己スキル
対課題スキルの前提となる能力。主体的に課題に取り組み、よりよいパフォーマンスを出すために自分自身をコントロールするスキルのことです。自立心や自律性、環境変化に強いストレスマネジメント、やる気を持ち続ける意欲創出力などが含まれます。

3. 対人スキル
仕事の成果を出すために周囲を巻き込み、利害を調整しながら、よりよい人間関係を創り上げていくスキルを指します。具体的には、コミュニケーション能力、リーダーシップ、協調性、共感力、交渉力などが挙げられます。

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