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【ヨミ】パフォーマティブ ラーニング

パフォーマティブ・ラーニング

「パフォーマティブ・ラーニング」とは、身体を使って他者の前で演じたり、表現したりすること(パフォーマンス)をきっかけにして、内省を深め、自己の振る舞いや他者との関係性に対する気づきを促す新しい学びの手法です。人材育成や組織改革への活用が期待されており、即興的な演劇(インプロビゼーション)を通してこの手法を実践するワークショップが、企業の研修などに導入される事例が増えています。
(2012/5/28掲載)

即興演劇で身体から日常を揺さぶる
過剰適応した個人と組織を再構築

脚本も役もなく、設定さえ決めずに、演者同士がその場で自然発生的に湧いてきたアイデアを受け容れあい、膨らませながら物語を紡ぎ、シーンを演じていく――それが「インプロ」(インプロビゼーションの略)と呼ばれる即興の演劇です。インプロを実際に演者として体験することで参加者本人が変わり、所属する組織も変わる――そんな「インプロ・ワークショップ」が、いま新しい企業研修ツールとして注目を集めています。

いわゆる“座学”スタイルの研修では、参加者は従来の学校教育と同じく、主に言語によって一方的に提供される既存の知識や情報を、頭に詰め込むだけです。物事に確たる正解が存在し、それを習得すれば現実の問題に対応できた時代であれば、そうした頭だけの学びで事足りました。しかしめまぐるしく変化する時代や社会に対応していくための答えは、既存の知識の中には存在しません。自ら答えを創り、未来を変えていくための学びこそが必要とされるゆえんです。そしてその新しい学びの可能性を秘めているのが、インプロを通して身体を動かし、日常を揺さぶる「パフォーマティブ・ラーニング」なのです。

パフォーマティブ・ラーニングを提唱している東京学芸大学の高尾隆准教授は共著書『インプロする組織』の中で、パフォーマティブ・ラーニングを「パフォーマンスすることで自分を崩し、そして再びつくっていくこと」と定義し、学びとは「知識を詰め込むだけではなく、からだを動かして表現する、それが何かを表現し、それが周りの人に影響を与え、そのことによって当たり前になってしまっていることを批判的に考え直して、変化を引き起こし、また新しい行動を生み出していく」ことの循環であると述べています。

組織のメンバーとして活動するビジネスパーソンなら誰でも、さまざまな職務を的確に果たすためには、所属する組織にうまく適応していかなければなりません。また組織も、個人に適応を促し、組織社会化させる必要があります。しかし組織に慣れ親しみ過ぎると、そこでしか通用しない価値観や思考パターンにはまり込んで、創造性が鈍り、組織全体も硬直化しやすい。「過剰適応」と呼ばれる状態に陥り、個人も、組織も変化への対応力を失っていくのです。

この過剰適応を打破するために、身体の動きを通して、特定の思考回路に凝り固まった自己や組織のメンバーに揺さぶりをかけ、生じた変化をじっくりと内省する――そこに、インプロによるパフォーマティブ・ラーニングの可能性があるのです。インプロは、即興だけにウソがつけません。言葉で自分を偽っても、自然に反応する身体の動きには自分の無意識が立ち表れてくるものです。組織に慣れ親しむあまり、管理されてしまった自己を解放するだけでなく、組織全体を活性化し再構築するきっかけづくりの試みとして、今後ますます注目が高まっていくと思われます。

企画・編集:『日本の人事部』編集部

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この記事ジャンル チームビルディング

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