企業研修、採用、評価、人材開発、労務・福利厚生のナレッジコミュニティ

【ヨミ】ストライキ ストライキ

労働条件の維持、向上などのために労働者が集団的に業務を停止すること。ストライキ権は団結権、団体交渉権とともに労働者の基本的権利に属します。労働組合法では、正当な争議行為については犯罪として処罰しない、損害賠償の義務を負わない、不利益取扱いを受けないと3つの保護を与えています。
(2004/10/15掲載)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ストライキのケーススタディ

81年以降はストなし春闘が定着
もともとプロ野球には付き物?

今20歳代の会社員はストと聞いてもピンとこないでしょう。1980年代初めまでは春闘の季節になると交通ゼネストが行われ、会社員は前夜から会社に泊まり込んだり、早朝から線路を歩いて出社したり、社会現象になっていました。

春闘というかたちの賃上げ交渉が始まったのは1955年、総評系単産が賃上げ共闘会議を結成してからでした。以来70年代にかけて「昔陸軍、今総評」と言われた総評の指揮の下、ストも辞さずと激しい賃上げ交渉が行われ、国民春闘と呼ばれた第一次石油ショック後の74年春闘は、350万人がストに参加、史上最高の賃上げ率32.9%を獲得しました。

しかし高度成長期が終焉し、経営側が人件費削減を打ち出し、労働側も戦術を転換、81年の交通ゼネストを実質的な最後に、以後は大規模なストなしの春闘が定着しています。

ストライキは、かつて待遇に不満を持った水夫たちが帆を降ろして(strike)、船を止めたことから労働用語になったと言われます。ストといえば「昔総評、今プロ野球」。最近では球団合併、1リーグ制移行に反対した選手会のストライキが注目されました。

でも、もともとプロ野球にはストライキは付き物です。strikeは本来、打つという意味であり、日本ではこちらはストライクと読んで、ご承知の野球用語になっています。日本プロ野球史上初のストは、選手会やファンの要求に答えずビーンボール気味の回答ばかり投げる球団側に、選手会がやむを得ずストライキで応じた、という格好でしょうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あわせて読みたい

ベースアップ
物価の上昇や賃金相場の変動に合わせて会社の賃金テーブルを書き換え、全社員の賃金を一律に引き上げることをベースアップ、略して「ベア」と言います。ベアの引き上げ幅について労使間で交渉する場が「春闘」(春季生活闘争)。かつてベアは慣例のように行われてきましたが、現在ではデフレ経済の進行によって物価が上が...
春闘
毎年春に各産業の労働組合が経営側に対し、一斉に賃上げ(ベースアップ)などの労働条件改善を要求する運動のことです。最近、日本労働組合総連合会(連合)は「春季生活闘争」、日本経団連は「春季労使交渉」と呼ぶようになりました。バブル崩壊後は賃上げが難しくなり、労組側の要求は雇用維持や労働時間の短縮などにシ...
アブセンティーイズム
「アブセンティーイズム」とは、英語の「absent(欠席)」から派生した言葉で、労働者が出勤日に欠勤している状態のことをいいます。継続的に欠勤するという点ではストライキ行為に近い部分がありますが、目的があって組織的に行われるストライキと異なり、欠勤している状態が企業の生産性にどのような損失を与えるか...

関連する記事

2012年賃上げの見通し―労使および専門家505人アンケート
民間調査機関の労務行政研究所(理事長:矢田敏雄)が実施した『賃上げに関するアンケート調査』2012年の結果より、実際の賃上げ見通し、自社における2012年定昇・ベアの実施などについて取り上げます。
2012/02/20掲載人事・労務実態調査
2011年賃上げの見通し―労使、学識者451人アンケート調査
民間調査機関の労務行政研究所(理事長:矢田敏雄)では、1974年から毎年、来る賃金交渉の動向を把握するための参考資料として、「賃上げに関するアンケート調査」を労・使の当事者および学識経験者を対象に実施しています。
2011/02/21掲載人事・労務実態調査
勧告・指導、改善状況の実態は?労働基準監督署による企業監督事例(上)
労働基準監督署が実際に行った勧告や指導内容、改善状況を事例で紹介しています。
2007/01/05掲載人事・労務関連コラム

関連するQ&A

ストライキと年次有給休暇
いつもお世話になっています。 ストライキと年次有給休暇の関係について教えてください。 ストライキがあった場合、労働を拒否した時間に対して賃金控除していますが、予め年次有給休暇の取得を予定しており、その日がたまたまストライキになった場合で、かつストライキにも参加していない場合は、その社員に対して賃...
春闘において組合側に処遇見直しの提案はできるか。
 春闘は、毎年春に賃金の引上げや労働時間の短縮などといった労働条件の改善の要求を受けて、団体交渉を行うことと認識しております。  今回、組合側から要求案を頂戴し、その回答書を作成するのにあたり、以前から検討中の職員の評価方法の変更を加味した昇格昇給の見直しを含めたものにしたいと思っております。  本...
春闘バッチの着用について
勤務時間中に、上部団体より支給された5センチ×5センチ程度の「春闘」バッチを着用している職員がいます。業種は自動車教習所で、当該職員は生徒さんと接する指導員です。 就業規則では、具体的にバッチ着用禁止とは定めていません。 組合活動への介入とならないように、着用をやめさせることは出来るでしょうか?
新たに相談する
相談する(無料)

「人事のQ&A」で相談するには、『日本の人事部』会員への登録が必要です。

新規登録する(無料) 『日本の人事部』会員の方はこちら
業務に関するちょっとした疑問から重要な人事戦略まで、
お気軽にご相談ください。
人事・労務の専門家が親切・丁寧にお答えします。
新入社員研修の種類や企業事例、「新入社員研修」サービス

会員として登録すると、多くの便利なサービスを利用することができます。

ボブ・パイク 参加者主体の研修テクニック 働くパパママ育休取得応援奨励金

50音・英数字で用語を探す

新着用語 一覧

注目コンテンツ


「2020年度 新入社員育成」ソリューション特集

新入社員研修の種類やカリキュラム例、企業事例、おススメの「新入社員研修」サービスをご紹介します。


【人事の日制定記念企画】
オピニオンリーダーからのメッセージ

HR領域のオピニオンリーダーの皆さまから全国の人事部門に向けてメッセージを頂戴しました。


人事メディア情報

人事メディア情報

人事・労務関連の代表的なメディアをご紹介いたします。