Python学習に動画を活用する場合の注意事項
こんにちは。Pythonエンジニア育成推進協会の吉政でございます。今回もPythonの人材育成に関して私見を述べたいと思います。
Python関係の動画が大量にYouTubeにアップされています。Pythonの技術解説だけでなくて、Python試験の合格方法の動画もかなり多いです。それはPythonに勢いがあって、Python関係の動画をアップすると視聴数が増加する傾向があるからです。かなり増えているので、Pythonの動画をとりあえずアップすれば視聴率が増えるという時代ではなくなり、良い動画が見られているという話になります。当然、良い動画もありますので、研修や自習に活用いただくのも大いにありだと思っています。 中には認定スクールが、Python試験の出題範囲を解説しているような動画もあり、補助教材として活用できるのではないかと考えています。
ここで注意していただきたいのは視聴数が多いPython動画だからと言って、中身がしっかりしているかどうかは別という話です。内容がしっかりしていなくても「釣り」(派手なキャッチで視聴数を稼ぐような動画)もございます。そして、以前もこのコラムで、Python書籍の中には、正しい文法や作法(Pythonic、PythonZenなど)にあっていないような書籍もありますと申し上げましたが、同じようなことがYouTube動画にも起こっていると感じています。
そもそも、Pythonを正しく理解できていない人の動画は学習には向いていないですよね。そこで、Pythonを正しく理解している人の動画の見分け方のお話をします。正直に言えば、その動画を全部見て判断しないと、内容が正しい動画かどうかはわかりません。しかし、誰が話しているかである程度、選別はできると思っています。それなりの技術者で名前が売れている方であれば、間違った内容の動画は出さないという考えに基づいた選別になります。
当協会の技術系メンバーやPython試験の教材の執筆メンバー、PyCon JPのメンバーの動画、PyCon JPで登壇されているようなレベルの方の動画であれば、間違いがなさそうです。もちろん、他の方でもいい動画を作る方もいると思っています。ただ、見分け方が難しいと思うのです。そもそもPythonの動画は膨大にありますので、その際に、YouTubeで「PyCon JP」や「@pythoned」で検索されてみると、良い動画を探しやすいかもしれません。
このコラムを書いたプロフェッショナル
細木聡子
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

細木聡子
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。
元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。
得意分野 | 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、キャリア開発、リーダーシップ、マネジメント |
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対応エリア | 全国 |
所在地 | 千代田区 |
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