リクルート、『中国における日系企業の求人動向レポート2015年6月分』
―1~6月の累計求人数は前年同期比10%増。自動車関連製造業がけん引―
株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)の100%子会社であり、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を展開する現地法人 RGF HR Agent(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:中下 真)は、このたび、自社が管理する求人情報に基づき、日系企業を中心とする6月の求人動向をまとめました。
※RGF HR Agent Groupは中国をはじめとした11の国と地域、28の都市に展開し、日系企業・現地企業・多国籍企業に対する人材紹介サービスを提供しています。
中国全土における日系企業の求人動向
RGF HR Agent 中国 総経理 中下真のコメント
1~6月の累計求人数は前年同期比10%増。自動車関連製造業がけん引
RGF HR Agentが取り扱う、日系企業を中心とした6月の求人数は、前年同月比ほぼ横ばいの846件。IT/通信、サービス分野が低調であるものの、日系新車販売台数が上向いたことなどから、自動車関連企業を中心に製造業での増加が続き、全体では前年同月並みの水準となった。
この結果、2015年上期(1~6月)の累計求人数は5,153件、前年同期比10%増となった。昨今の人件費上昇や東南アジア市場の存在感が高まるなかで、日系企業の対中国ビジネスは失速しているかのように捉えられることがあるが、少なくとも求人数の面では、必ずしもそう言いきれないようだ。リスクはあれども中国市場の重要性は今後も変わらない、というのが多くの在中国日系企業の共通認識であり、この求人結果にも表れているのかもしれない。
もっとも、中国国内景気の減速傾向が色濃くなるなかで、短期的な見通しについては不透明な部分が多い。金融市場の混乱が実体経済にどの程度波及するかという懸念もあり、下期(7~12月)の求人数は、おおむね前年並みの水準で推移するとみている。
中国における日系企業の求人動向レポート 2015年6月分(546 KB)
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(株式会社リクルートホールディングス http://www.recruit.jp/ /7月31日発表・同社プレスリリースより転載)