平成27年度就職・採用活動時期の変更に関する調査(7月1日現在)
~おわハラについて、68.3%の大学等が相談を受けたと回答~(文部科学省)
文部科学省は、就職問題懇談会(※1)と共同で、大学及び短期大学における学生の就職・採用活動時期の変更(後ろ倒し)に関してアンケート調査を実施し、結果を取りまとめましたので公表します。 この調査は、就職・採用活動時期が後ろ倒しされて初めてとなる、現在、就職・採用活動中である平成28年3月卒業・修了予定者の就職・採用活動の現状・実態を把握することを目的として実施したものです。
〈結果のポイント〉
1.大学・短期大学調査
就職・採用活動時期の変更について、「半数程度以上の企業が遵守しそうである」との回答は31.7%(対5月1日現在調査 増減なし)。
学生等の意思に反して就職活動の終了を強要するような平成28年3月卒業・修了予定者に対するハラスメント的な行為について、68.3%の大学等が相談を受けたと回答。
2.学生調査
学生側から見てハラスメントと感じられるような行為を5.9%の学生が「受けたことがある」と回答(対5月1日現在調査 4.0ポイント増)。(大学、短期大学調査では、68.3%の大学等が「学生からの相談を受けた」と回答。)
就職問題懇談会としては、就職・採用活動時期の変更に伴う影響を抑え、学生等のみならず採用側の企業においても互いに公平かつ公正な就職・採用活動が可能となるよう実態調査を行うとともに、必要に応じて改善策を検討してまいります。
※ 秋以降に大学等及び企業に対し詳細な調査を実施し、引き続きフォローアップしていく予定です。
(※1)大学等卒業予定者の就職活動の在り方について検討・協議を行う、国公私立の大学、短期大学及び高等専門学校関係団体から構成される組織。
-調査の概要-
・調査主体:
就職問題懇談会(事務局:文部科学省高等教育局学生・留学生課)
・調査対象:
国公私立の大学及び短期大学(大学:62校 短期大学:20校)の就職指導担当部門及び 平成28年3月卒業・修了予定の学生(5,290人)のうち就職を希望する学生(3,934人)
※ 設置者・地域の別等を考慮し調査対象校を抽出し、各大学等において規模等を考慮し学生を抽出。
・調査実施時期:
平成27年7月9日(木曜日)から平成27年7月23日(木曜日)
・回答率:
82校(回答率 100.0%)、3,934人(回答率 100.0%)
その他の主な調査結果は、別添を参照願います。
平成27年度就職・採用活動時期の変更に関する調査(7月1日現在)の結果について (PDF:422KB)
<お問合せ先>
高等教育局学生・留学生課
◆ 詳しくはこちらをご覧ください。
(文部科学省 http://www.mext.go.jp// 7月30日発表・報道発表より転載)