ユニバーサルデザインの(株)ミライロ、結婚式場等に向け
LGBT(性的マイノリティ)に対応するマナー研修をスタート
ユニバーサルデザインのコンサルティングファームである株式会社ミライロ(本社:大阪府大阪市 代表取締役社長:垣内 俊哉)は、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーなど性的マイノリティの方々)への対応マナーを学ぶ研修「LGBTマナープログラム」の提供を開始します。2015年6月17日に東京都港区ルミアモーレにて実施します。続いて7月3日には大阪市役所労働組合(大阪府)にて導入を予定しています。
同研修では、LGBTの当事者が講師を務めることで、LGBTの方が抱える問題点や心理を直に学んでいただき、結婚式場やホテルなどサービス業界を中心に対応マナーの普及・啓発を目指します。
【LGBTマナープログラム】 (※プログラム運営元はミライロ)
■国内で注目されるLGBT市場に対応
ミライロではこれまで、高齢者や障害者への適切な向き合い方を習得する「ユニバーサルマナー検定」を実施し、高齢化社会に備えた新しいマナーの普及に務めて参りました。2015年4月に電通ダイバーシティ・ラボが国内7万人を対象に実施した調査によると、LGBTに該当する人は7.6%でした。推定すると、13人に1人が性的マイノリティと言われています。2015年3月31日に東京都渋谷区では全国初となる「同性パートナーシップを結婚に相当する関係」と認めて証明書を発行する条例が成立しました。LGBTに配慮した制度、サービス、雇用体制の需要が年々可視化されています。
海外の事例では、同性婚を認めたアメリカ・ニューヨークの結婚式業界において1年間で8000組のカップルが挙式し、約200億円の経済効果がありました。ミライロでは、LGBTマナー研修を進めることで、LGBTが暮らしやすい社会を実現するだけでなく、各サービス業界において新規市場開拓による収益増加や、顧客満足度の向上などの経済効果の両立を目指します。
■「LGBTマナー研修」のカリキュラム内容
LGBTが抱えている悩みや問題を知り、カミングアウト(性的嗜好を第三者に話すこと)を受けた際の注意点や、必要とされる配慮を学ぶカリキュラムです。結婚式場、ホテルなどのサービス業や、ダイバーシティを推進する企業で求められる知識を想定しています。
※ 研修価格は100,000円(税込)〜・受講人数は15名から申込可能
LGBTマナー研修(合計90分)
―講義パート(60分)
・LGBTに関する基礎知識
・カミングアウトとは(当事者心理と対応)
・国内&会議における同性婚事情と市場規模
・各現場で実際に起こったケースワーク
・ニーズと配慮すべきポイント
・ユニバーサルデザインの観点から考える
―グループワークパート(30分)
・さりげなく向き合うために実際に起こったトラブルや、良い対応を題材に、「自分たちにどのような配慮ができるか」を考え、グループで発表します。他人の意見に耳を傾ける中で、それぞれの違いを認め合い、多様性を学ぶ目的も兼ねています。
■研修受講後のフォロー内容
1. 「LGBTフレンドリー認証店舗・施設」として認定ステッカー・WEBに掲載するマークを発行。
2. 受講者全員に氏名を印字したプログラム終了証を発行。
3. 必要に応じて、法的相談サポートや、WEB等でのライティング支援を実施。(※一部有料)
■研修講師の紹介
LGBTマナー研修 講師
株式会社ミライロ 堀川 歩(ほりかわ あゆむ)
心は男、身体は女として生を授かる。高校卒業後は、陸上自衛隊入隊、世界一周旅行を経てLGBT(レズビアン・ゲイ・バイ・トランスジェンダー)の人々の総合サポート事業を立ち上げ、現在は株式会社ミライロと一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会に所属。AllaboutでもLGBTに関するコラムを連載している。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ミライロ
広報部 岸田(きしだ)
<メール>info@mirairo.co.jp
<電話>06-6195-7853
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ミライロ http://www.mirairo.co.jp/ / 6月15日発表・同社プレスリリースより転載)