平成26年度「健康経営銘柄」を発表しました(経済産業省)
~健康経営に優れた上場会社22社を選定!!~
経済産業省は、「日本再興戦略」による取組の一環として、東京証券取引所と共同で、「健康経営銘柄」22社を初めて選定し、本日公表しました。
「健康経営銘柄」は、長期的な視点からの企業価値の向上を重視する投資家にとって魅力ある企業を紹介するものであり、今後、多くの企業が「健康経営」の取組を促進するインセンティブとなることを目指します。
1.健康経営銘柄とは
健康経営銘柄は、東京証券取引所の上場会社の中から、従業員等の健康管理を経営的な視点で考えて戦略的に実践している企業を、業種区分毎(1区分で1社)に選定して紹介するものです。こうした企業は、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらすことで中長期的な業績・企業価値の向上を実現し、投資家からの理解と評価を得ることで株価の向上にもつながることが期待されます。
選定に当たっては、経済産業省が、全ての上場会社に対して、経営と現場が一体となった健康への取り組みができているかを評価するための、「従業員の健康に関する取り組みについての調査※1」を実施しました。
回答のあった企業について、①「経営理念・方針」②「組織・体制」③制度・施策実行④「評価・改善」⑤法令遵守・リスクマネジメントという五つの側面からスコアリングを行い、さらに、各業種上位企業の中から財務面でのパフォーマンスがよい企業として、22社を選定しました。
※1 企業の従業員の健康に対する取組や成果について、実態を把握することを目的として東証上場会社以外も含む全上場会社に対して実施を行ったアンケート調査(委託先:健康企業度調査コンソーシアム 代表団体:(株)日経リサーチ)
2.選定企業一覧(22銘柄、業種順)
アサヒグループホールディングス/食料品
東レ/繊維製品
花王/化学
ロート製薬/医薬品
東燃ゼネラル石油/石油・石炭製品
ブリヂストン/ゴム製品
TOTO/ガラス・土石製品
神戸製鋼所/鉄鋼
コニカミノルタ/電気機器
川崎重工業/輸送用機器
テルモ/精密機器
アシックス/その他製品
広島ガス/電気・ガス業
東京急行電鉄/陸運業
日本航空/空運業
SCSK/情報・通信業
丸紅/卸売業
ローソン/小売業
三菱UFJフィナンシャル・グループ/銀行業
大和証券グループ本社/証券・商品先物取引業
第一生命保険/保険業
リンクアンドモチベーション/サービス業
<選定基準>
アンケート調査の総合評価の順位が上位20%以内であること
ROEが過去3年間の業種平均を上回っていること
重大な法令違反等がないこと
※健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
【参考】東京証券取引所ニュースリリース
担当:商務情報政策局ヘルスケア産業課
公表日:平成27年3月25日(水)
発表資料:
平成26年度「健康経営銘柄」を発表しました~健康経営に優れた上場会社22社を選定!!~(PDF形式:212KB)
企業レポート(PDF形式:2,340KB)
◆ 発表資料の詳細はこちらをご覧ください。
(経済産業省 http://www.meti.go.jp/ / 3月25日発表・報道発表より転載)