「自社ホームページで十分な情報提供ができている」
と回答した経営者はたった1割──ディップ調査
総合求人情報サイトを運営するディップ(東京都港区、冨田英揮・代表取締役社長 兼 最高経営責任者(CEO))は、インターネットを使った転職経験者・転職活動経験者1,030名を対象に、求職活動における企業ホームページの利用状況に関する調査を2005年12月に実施しました。また従業員数50名以下で中途採用を実施している中小ベンチャー企業経営者400名を対象に、中途採用に関する調査を2006年3月24日〜27日に実施しました。
【 アンケート概要 】
アンケート結果によると、ホームページから企業を判断できると回答した転職活動者は91.7%となりました。しかしながら、「企業の採用ホームページを訪問した際に満足できないから」と回答した転職活動者は48.8%となりました。その理由としては「実際の職場環境がイメージできないから」が59.3%、「企業のイメージが具体的に確認できないから」が49.9%、「募集要項などの情報しか得られなかった」が27.7%(複数回答)となり、企業のホームページで、採用コンテンツが充実していない点が満足できない理由として上位となりました。
一方で「自社ホームページにて十分な情報提供ができている」と回答した中小企業経営者は12.5%となり、求職者側の半数が企業のホームページに満足していないのに対して、企業側がそれに応えることができていない現状が明らかになりました。
転職活動者が企業のホームページを訪問する理由として「企業の詳細な情報を収集するため」81.8%、「ホームページを閲覧しないと企業の実態がわからないため」65.8%としているのに対して、「自社の事業や仕事内容を理解してもらうために、採用においてホームページの重要性を感じていない」とした中小企業経営者は53.5%となっていました。求職者側は企業のホームページにより詳細な情報を期待しているのに対して、経営者の半数がホームページの重要性を感じていないという意識のギャップが明らかになりました。
自社ホームページにて十分な情報提供ができていないと回答した経営者の68.0%が「面接時でのミスマッチを感じている」と認識している現状からも、事前に企業側、求職者側の相互理解がされていないことが「入社前・入社後のミスマッチ」の温床になっていると考えられます。
■ 詳しい調査結果は、同社ホームページまで。
(ディップ http://www.dip-net.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・4月6日)