スタッフサービスグループが
ポーランド、ハンガリーに進出
スタッフサービスグループ(以下SSG)は、ポーランド共和国およびハンガリー共和国の人材サービス会社に資本参加し、2006年4月より、現地での人材サービス事業を本格開始します。このたびの資本参加により、SSGの海外拠点はアジア・豪州、北米、欧州に11カ国21拠点(東欧においてはチェコに次ぐ2、3カ国目、欧州においては4、5カ国目)となります。日本の人材派遣会社がポーランド、ハンガリーに進出するのは、初めてのことです。
ポーランド、ハンガリーは、優秀な労働力を低賃金で確保できることから、日系の自動車・電機・機械関連の企業進出が相次いでおり、欧州市場向けの生産拠点として注目されています。また、2004年5月に欧州連合(EU)に加盟し、さらなる経済成長が見込まれ、現地での人材需要が高まっています。
SSGでは、人材ビジネスのグローバル化に伴い、海外事業の拡大を図っており、欧州におけるグローバルネットワークの構築を目指し、ポーランドおよびハンガリーへの進出を決めました。
出資先会社の名称は、ポーランドが「セントラム・ペルソネル・チャスウェゴ社(本社:ヴロツワフ、以下セントラム社)」、ハンガリーが「ワーク・プラス社(本社:ブダペスト、以下ワーク社)」。出資は、SSGの持株会社であるスタッフサービス・ホールディングス(東京都千代田区、藤木努・代表取締役社長)が、それぞれ50%超を出資いたしました。
セントラム社は、ポーランド南西部の工業都市ヴロツワフに本社を構え、小売業や製造業を中心とした地元企業への人材派遣を提供しています。ワーク社は、ハンガリーの首都ブダペストに本社を構え、地元企業への人材紹介、人材派遣、研修サービス、コンサルティングなどを提供しています。このたびの資本参加により、両社ともに、業務・人員の拡充を図り、地元企業へのサービス拡大はもとより、SSGブランドを生かし現地日系企業に対するサービスを強化していきます。
なお、SSGでは、海外事業の展開にあたり、原則、現地の人材サービス会社に資本参加する形式で進出しています。人材ビジネスは“地域密着型の産業”であり、地元企業とパートナーシップを結んで事業を展開することにより、地元企業の優位性を生かした市場情報をタイムリーに入手することなどで、当該市場において競争力のあるビジネスモデルを確立し、将来に亘りさらに強固なグローバルネットワークの拡充を図っていきます。
< SSGの海外展開について(概要)>
グループの海外拠点は、1988年の香港現地法人設立以降、アメリカ、フランス、イギリス、オーストラリア、中国、チェコなど世界各地に拡がっており、2006年3月現在、11カ国21拠点に展開してます。
(スタッフサービス・ホールディングス http://www.staffservice.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・4月5日)