株式会社アクセス、「東海地区の最新就活事情調査2015」
今年の就職活動、決め手は「準備」!
約9割の就活生が、「就活は、準備で決まる」 と考えている。
学生の就職活動のサポートサービス「内定塾 名古屋校」を運営する株式会社アクセス(本社:愛知県名古屋市、代表取締役 津曲修一郎)では、「内定塾 名古屋校」の開校(2014年12月)を記念して、首都圏と東海地区の学生を対象に、最新の就活事情について調査を実施いたしました。
調査結果要約 (東海地区の就活生)
・3カ月後ろ倒しで、不安を感じている人が8割もいる。
・ただし、企業が指針を守るかどうかには懐疑的。8割の学生が企業は期間を守らないと回答。
・さらに、首都圏の学生との就活格差を感じている東海地区の学生は、7割を超えている
・3月の企業の採用活動開始前に、1月の時点ですでに6割が就職活動を開始。
・東海地区の就活生は、就活意識が高まるのが早い傾向。
・就職活動は、準備で決まると思っている人が約9割。
・3人に1人は、リクルートラブ(就活中の異性との出会い)への期待を持っている。
【調査方法】 インターネット調査
【調査時期】 2014年12月13日~18日
【調査対象】 大学1年~3年生、大学院1年生 合計619名(首都圏310名、東海地区309名)
【調査詳細】
◇大学1年生のころから既に62.0%の学生が就職活動を意識して生活しており、就職活動への関心の高さがうかがえる。学年を重ねるほどに増加し、大学2年生で68.6%、就職活動の学年である大学3年生+修士1年生(以下、就活生)の12月では、81.6%に達している。
なお、就活生で「とても考えている」と答えた学生の割合は、首都圏(26.8%)と比較して、東海地区(35.3%)のほうが1.3倍ほど高く、東海地区の学生のほうが就活への意識の高まりが早い傾向が明らかになった。
◇就職活動スタートのピークは、大学3年生の12月から1月。このタイミングで、4人に1人が就活をはじめ、累積61.3%に達する。また11月までに35.0%の学生がすでに就活を始めていることが明らかになった。
◇就活生全体の50.2%が、昨年12月時点で就活サイトに登録済み。すでに業界を絞り込んでいる学生も34.7%見受けられた。3月の採用活動開始の時期を前に、早期に準備をはじめていることが明らかとなった。
東海地区の就活生は、就活サイトへの登録、学内セミナー参加、キャリアセンターの利用、SPIの勉強などが首都圏よりも高く、積極的に情報を集めている側面が見られる。ただし、インターンやエントリーシートの提出など、実際の企業との絡みは首都圏のほうが高い。意識とは別に後述する地域格差が影響していると思われる。
◇地域の格差を感じている就活生は77.0%もいる。その内容として、首都圏に企業が集中していることによる距離の問題(交通費および体力、時間)と、インターンや説明会の実施数の違いなどがあげられた。
一方、地方だからこその就職活動との向き合い方を考えようとする意見も見られた。
◇東海地区の就活生は、採用が3カ月後ろ倒しになることについて、「不安を感じている」人が86.2%。「企業が期間を守らず採用活動を始めると思う」人が80.4%、「学業に集中できなくなると思う」人が63.8%見受けられた。
また自由回答からは、「インターンの0次面接化」「就活は短くなるものの、事前の準備が重要になる」といった声が見られた。また時期が夏にあたるため「リクルートスーツが暑くて辛そう」「部活や卒論(研究)と重なるので困る」といった意見も見られた。
◇就活は準備で決まると考える就活生は、全体で89.2%。首都圏と東海地区を比較すると、東海地区の就活生が若干高く91.4%。かなり高い値となった。時系列データはないものの、地域格差や採用時期の3カ月後ろ倒しが、準備の重要性をさらに高めている可能性がある。
◇就職活動の支援サービスに関する関心は高く、就活生全体の48.4%が参加してみたいと答えている。自由回答からは、「熟練した講師陣からの客観的なアドバイスを通じて、自分自身にあった方法を探せるのではないかという期待」や、「同じ志の就活生と触れ合うことによるモチベーションの向上への期待」が見受けられた。
◇就職活動をきっかけとして男女が出会い、恋愛をすることは、リクルートラブ(略称:リクラブ)と呼ばれる。本調査では、就活生の31.5%がリクラブに期待していることが明らかになった。また地域別、男女別で比較すると、東海地区の男性・女性ともに、首都圏の男性・女性と比較して、リクラブへの期待値が高いことがわかった。
【今回の調査結果に関するコメント】
経団連の指針により採用活動が3カ月後ろ倒しになる初年度ということで、想像通り、就活生の不安や焦りが数字上も表れています。特に企業としての採用期間が短くなる分だけ、事前の準備の重要性に気づいている学生の様子がうかがえました。
就職活動には、小手先のテクニックや、必勝法はありません。自己分析から始まり、自分と社会と向き合うことで、自分の目指す将来像のイメージを作りあげる大事な期間でもあります。しっかりとした準備こそが、就活で望ましい結果を得るための唯一無二の方法です。
また、本調査では東海地区と首都圏を比較することで、地方の就活格差も明らかになりました。確かに大手企業は首都圏に多いため、地理的に離れていることは金銭的、身体的負担になります。ゆえに東海地区の就活生には、必然的に選択と集中が求められますが、それは必ずしも不利というわけではありません。選択するための基準を作り上げることが、骨太な自己PRや志望理由につながるからです。調査でも、3月を待たず自らの活動をスタートさせていますし、東海地区の学生は情報収集に力を入れていることが見てとれました。
実際に東海地区の学生と接すると、「どうしていいかわからない」という不安の声や、調べ物はするものの、なかなか行動に移せない傾向なども感じています。
本調査のような東海地区の就職活動事情に関する調査は少なく、今回のデータは、貴重なデータだと思います。
■内定塾名古屋校について
高校入試や、大学入試には塾があるのに、なぜ同じ人生の一大事である就職活動を対象とした塾がないのでしょうか。大手就職活動支援塾である「内定塾」が、2014年12月に東海地区に初進出いたしました。
内定塾では、エントリーシート、グループディスカッション、面接の指導などを通じて、就職活動を支援しています。内定率95%、卒業生7,000名の実績で、東海地区の学生の就活支援を行っていきます。
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(株式会社アクセス http://naitei-nagoya.com/ 1月15日発表・同社プレスリリースより転載)