「『攻めのIT経営』中小企業百選」を募集します!
(経済産業省)
経済産業省では、ITの効果的な活用に積極的に取り組み、成果を上げている中小企業を「攻めのIT経営」の観点から評価し、IT活用内容等について優れた中小企業を選定する『攻めのIT経営』中小企業百選を創設しました。
今般、平成26年度の募集を開始しましたので、お知らせします。
1.「攻めのIT経営」中小企業百選とは
人口減少や高齢化、国際化や就業構造の変化など、中小企業が直面する経済・社会構造は大きく変化しています。このような中、大企業にとどまらず、我が国の経済基盤を支える中小企業が「稼ぐ力」を高め、日本経済を持続的、安定的に成長させていくことが求められています。
このためには、中小企業が自らの財務状況の現状を適切に把握し、今後の自社の進むべき方向性を明確にした上で、稼ぐ力を高めるための経営革新を行うことが重要であり、そのために欠かせないのがITの活用です。
我が国企業のIT投資の状況に目を向けると、その目的は社内の業務効率化・コスト削減を中心とした「守り」に主眼が置かれているのに対して、米国などで高い収益を上げている企業では、ITの活用による企業の製品・サービス開発強化やビジネスモデル変革を通じて、新たな価値の創出やそれを通じた競争力の強化 を目指す、いわゆる「攻めのIT投資」を積極的に行っています。
経済産業省では、我が国の経済基盤を支えている中小企業が、ITを活用し、生産性の向上や競争力の強化を実現することを目指して平成19年から昨年まで、「中小企業IT経営力大賞」を実施し、他の中小企業の参考となるようなITの活用事例の発掘を行ってまいりました。
今年度より、中小企業の経営者の皆様に、「攻めのIT経営」への意識を浸透させ、さらなる経営革新と競争力強化につなげるため、特に“攻めの分野”でのIT利活用に焦点を当てた「『攻めのIT経営』中小企業百選」を行います。
具体的には、『既存ビジネスの強化による利益の拡大』や、『新事業への進出による新たな価値の創出』を目指したIT経営及びIT利活用により成果を実現している中小企業を評価し、今後3年間を目途に100社選定いたします。
この百選を、中小企業における「攻めのIT経営」のベストプラクティスとして、他の中小企業へも波及させることで、我が国中小企業全体の「稼ぐ力」の向上が図られることを期待します。
なお、今回の取組に加えて、経済産業省では、大企業における「攻めのIT活用」の評価事業に取り組んでおり、大企業から中小企業まで、我が国企業全体の「攻めのIT経営」を推進し、我が国経済の成長を実現することを目指しています。
2.応募方法
下記の「攻めのIT経営」中小企業百選のウェブサイトにおいて、応募書類等をダウンロードし、当該サイト内応募フォームから申込みを行ってください。
公式ウェブサイト http://www.itc.or.jp/award/
3.スケジュール
募集期間 平成26年11月20日(木)~12月25日(木)午後5時
審査期間 書類・現地審査 平成27年1月上旬~平成27年2月下旬
最終審査 平成27年3月上旬
公表 平成27年4月頃を予定
※追ってウェブサイト(http://www.itc.or.jp/award/)でご案内します
担当
商務情報政策局 情報処理振興課
公表日
平成26年11月20日(木)
発表資料
「『攻めのIT経営』中小企業百選」を募集します!(PDF形式:421KB)
関連リンク
「『攻めのIT経営』中小企業百選」公式ウェブサイト
◆ 詳しくはこちらをご覧ください。
(経済産業省 http://www.meti.go.jp/ 11月20日発表・報道発表より転載)