ワークポートが「IT業界の転職事情」調査レポート発表
『男女比・年齢から見たIT業界の転職動向』
ワークポート(東京都品川区、代表取締役社長 CEO:田村高広)は、IT業界に専門特化した人材紹介会社である同社の特長を活かして「IT業界の転職事情」を調査、第一弾となる「男女比・年齢から見たIT業界の転職事情」を発表しました。今後も同社サービスの利用者を対象にリサーチを続け、IT業界およびIT業界への転職希望者の動向を定期的にレポートします。
【 調査結果詳細 】
< 調査概要 >
調査対象: 株式会社ワークポート「IT業界転職支援サービス」利用者
調査機関: 株式会社ワークポート
1. IT業界を志望する転職希望者の男女比
全体では男性が多いものの、女性の比率が飛躍的な伸びを示す
厚生労働省調べによる「性別労働移動の状況(平成17年上半期 1〜6月)」によると、入職者のうち男性が214万人・女性が228万人、離職者では男性が208万人・女性が217万人であり、どちらも女性の比率が高いという調査結果が出ています。
反して、IT業界を志望する転職希望者の割合は「男性69%・女性31%」と男性の比率が高いものの、女性比率が対前年比で6%増(前年度は男性75%・女性25%)とこの1年で飛躍的な伸びを示しています。(ワークポート調べ)
志望した理由について「近頃のニュースを見て、女性が活躍できる業界だと知った」「ある企業に興味を持つようになり、働きたいと思った」という声が多く、昨今のIT業界を取り巻く世情がそのまま反映されています。どちらかといえば男性社会として捉えられがちだったIT業界に対して、若手企業家やヒルズ族といった華やかで先進的なイメージが浸透して抵抗感が少なくなったということでしょう。IT企業家と女性タレントの結婚など、業界を身近に感じるニュースも強く影響していることは間違いありません。また、技術系分野に限っても女性の進出にはめざましいものがあり、今後の比率変動が注目されます。
2. 年齢による転職希望者数の推移
IT業界の転職希望者数は20代半ばから30代前半が最多
IT業界では30代までに転職を希望される方が多く、中でも26歳から29歳がサービス利用者全体の30%を占めています。これは、IT業界を志望する方に強い独立志向や将来への明確なキャリアプランをお持ちのケースが多く、将来を鑑みてこの年齢での転職を好機と捉える方が多いことが起因しています。また、男性は30歳以降緩やかな下降線を辿り35歳で再度勢いを増すのに対し、女性は結婚・出産といった大きな転機を迎える方が多い34歳を境に激減するという推移が見られました。
40歳以降になると、性別に関わりなくほぼゼロに近い割合で横ばいの状況が続きます。IT業界を志望する方には総じて20代半ばから30代前半の若手が多く、30代半ば以降で転職に踏み切る方は少ないことが読み取れる結果となりました。
■ 本リサーチの詳細は下記URLよりご覧下さい。 http://www.workport.co.jp/enquete/
(ワークポート http://www.workport.jp//同社プレスリリースより抜粋・3月23日)