LiB、過去到達年収400万超 ハイキャリア女性の勉強事情調査
ハイキャリア女性の勉強時間は、同年収ビジネスパーソン平均の2倍以上!
さらに、役職があがるほど勉強時間は増加するという結果に
「年収500万円台のビジネスパーソンの約70%が、週に0~2時間未満の勉強量」というデータがあります (*1)。そんな背景がある中で、ハイキャリア女性の勉強事情を調査するため、過去到達年収が400万円以上、平均年収約550万円の転職サイトLiB(リブ)会員にアンケート調査を行いました。
調査の結果、平均年収約550万円の*ハイキャリア女性の平均勉強時間は、4.4時間*ということが分かりました。年収500万円台のビジネスパーソンの約70%が、勉強時間は0~2時間未満というデータ(*1)と比較すると、
*ハイキャリア女性の勉強時間は同年収帯の一般ビジネスマンの2倍以上*ということが言えます。
さらに、役職毎の勉強時間を比較してみると、メンバー職は0~2時間未満が36%で最多、チームリーダー職は2〜5時間未満が若干上回り31%と最多、管理職・経営幹部層になると2〜5時間未満が圧倒的に多く58%というように、*役職が上がるにつれて勉強時間が多くなる*ことが分かりました。
一見、役職が上がるにつれ仕事の重さや量が増えて忙しくなるイメージがありますが、スケジュールやタスクマネジメントスキルが高く、比較的自由な働き方をする権限があるため、結果的に仕事以外に割く時間を確保できるのかもしれません。
また、今後取得したいと思っている資格や得たいスキルを質問したところ、1位がTOEIC、2位が英語以外の語学と、語学関連の資格・スキルを挙げる女性が最も多く、次いで多かったのは3位の社会保険労務士、4位の産業カウンセラーといった労務関連の資格・スキルであるという結果になりました。
(*1)PRESIDENT 2012年8月13日号より抜粋
■ ハイキャリア女性の勉強量は、週に平均4.4時間
「年収500万円台のビジネスパーソンの約70%が、週に0~2時間未満の勉強量」というデータと比較すると、同年収帯の一般ビジネスマンの2倍以上。さらに、役職が上がるにつれて勉強時間が多くなる。
▼ プライベートで週/月に何時間を勉強に充てていますか?
平均:4.4時間/週
平均:17.6時間/月
▼ 役職別勉強時間一覧
・メンバー
0~2時間未満:36%
2~5時間未満:24%
5~7時間未満:13%
7時間以上:27%
・チームリーダー
0~2時間未満:25%
2~5時間未満:31%
5~7時間未満:25%
7時間以上:19%
・管理職、経営幹部
0~2時間未満:8%
2~5時間未満:58%
5~7時間未満:8%
7時間以上:25%
■ 休日を使って勉強をするという女性が32%で最多
勉強に充てる時間は、休日を使うという意見が最多。平日の場合は移動などのスキマ時間を使うという意見も次いで多い。
▼ 勉強にあてる時間はいつが多いですか?
休日を使って:32%
通勤、通学等の移動時間:25%
平日就業時間後:21%
平日朝起きてから就業まで:8%
平日就業時間中:8%
その他:6%
■ 勉強する際は、書籍を使用して学習する女性が約半数
セミナー・研修や学校などに通学するよりも、書籍で自学派が多いという結果に。
▼ 勉強をしている場合、何を使って勉強していますか?
書籍:45%
社外セミナー・研修参加:23%
その他:14%
学校・教室等に通学:12%
社内セミナー・研修参加:7%
■ 勉強の目的は、キャリアチェンジのためと考える女性がトップ
他業種、職種への転職のために勉強するという女性が31%と最多。趣味や教養をつけるためという回答も次いで多かった。
▼ 勉強をしようと思う目的は何ですか?
他業種、職種への転職のため:31%
趣味、教養を磨くため:27%
社内でのキャリアアップ:22%
起業するため:8%
在宅、副業のため:7%
その他:6%
■ 身につけたいスキルは、“専門的スキル”という意見がトップ
マネージャーに求められるビジネススキル3大代表格として、ハーバード大学の教授カッツ、ロバート・Lが提唱した3つのスキルがある。その中で身につけたいものを質問したところ、テクニカルスキルを選ぶ女性が45%とトップ。専門性を伸ばしたいという意向が見て取れる。
▼ ビジネススキル3つのうち、身につけたいスキルは何ですか?
テクニカルスキル(業務を行うために必要な専門的スキル):45%
例: PCスキル、英会話、プログラミング
コンセプチュアルスキル(他者との円滑な関係を構築し維持する能力):28%
例:コミュニケーション能力、交渉力
ヒューマンスキル(物事の本質を見極め事象をわかりやすく表現する能力):27%
例:ロジカルシンキング能力、問題解決能力
■ キャリア女性に人気の資格は、語学関連と労務関連
取りたい資格、得たいスキルのトップ5は、4位のIT・web系資格を除いて、全て語学関連・労務関連資格という結果に。
▼ 現在取りたい資格、得たい知識は何ですか?
1位:TOEIC
2位:語学(英語以外)
3位:社会保険労務士
4位:IT・web系資格
4位:産業カウンセラー
■ 学生時代に勉強しておきたかったことは、英語がトップ
学生時代に勉強しておきたかったことは、トップの英語に次いで、経済・経営学、数学・会計とビジネスで役立つ実践スキルが多く挙がる結果に。
▼ 学生時代に勉強しておきたかったことは何ですか?
1位:英語
2位:経済学
3位:経営学
4位:数学
5位:会計
5位:プログラミング
5位:ロジカルシンキング
■調査概要
・実施期間 2014年9月8日~9月15日
・対象 LiB(リブ)会員女性:6500名(有効回答数73名)
・年齢 25歳以下:10%、26 - 30歳:25%、31 - 35歳:30%、36 - 40歳:18%、40 - 45歳:11%、46歳以上:7%
・役職 メンバー職:62%、チームリーダー職:23%、マネジメント・管理職・経営幹部職:16%
■会社概要
「LiB」チームにおいてサービスを手掛けるのは、女性のためのマーケティングを提供するトレンダーズ株式会社にて取締役を務めた松本洋介です。日本最大規模の人材ビジネス企業に入社後、人材サービスのプロフェッショナルとして事業を手掛けた後、女性向けマーケティング企業として注目を集めていたトレンダーズ株式会社に最高執行責任者(当時)として参画。その後、営業部門統括の取締役として、女性社長が率いる女性特化型のマーケティング企業としては日本で初めてとなる*東証マザーズへの上場を果たしました。トレンダーズ株式会社で培った女性マーケティングの知見を活かし、キャリアをあきらめない女性のためのサービスとして、「LiB」を展開いたします。
【調査についてのコメント】
◆今回の調査結果では、役職が上がるほど勉強時間(=自分への投資時間)が増加するという結果が出ました。この結果からも分かる通り、勉強という自分への投資は自分を成長させ、活躍させる為にとても有効な手段と言えます。
◆いま日本では官民が一体となり「女性管理職の比率」を上げようという動きが盛り上がってきています。そのような国や企業の活動に加えて、自己成長を願い、その為に自ら努力する頼もしい女性のビジネスパーソンが増える事が、日本における女性の活躍を促進する大きなきっかけになると思います。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社LiB https://libinc.jp/ /9月30日発表・同社プレスリリースより転載)