スタッフサービス・セールスマーケティング
「営業アウトソーシング」事業に参入
スタッフサービスグループの営業職・販売職派遣専門会社、スタッフサービス・セールスマーケティング(東京都新宿区、佐々木和之・代表取締役社長)は、2006年3月より、企業様の営業活動を業務ごと請け負うアウトソーシング事業を開始します。
近年、多くの企業では生産性向上を図るため、業務プロセスをコア業務とノンコア業務に分け、ノンコア業務については外部リソースを活用し、コア業務に経営資源を集中させる傾向が強まってきています。そして、その傾向は一般事務や製造業務だけではなく、営業分野においても強まってきています。
営業アウトソーシングは、募集コストをかけず即戦力が確保できる人材派遣のメリットに加え、ノンコア業務である小規模案件の新規開拓・ルート営業・営業事務などを一括委託できることからクライアント企業様は営業本来のコア業務に専念でき、生産性や効率の改善を図ることができます。このため営業/販売支援の市場は急速に拡大しており、その市場規模は2004年度で1,862億円(前年比112.6%)、その内、約50%が人材派遣業系企業、約45%が業務請負(アウトソーシング)系企業(※注)と言われています。
同社では、営業職・販売職の人材派遣事業を軸に事業展開していますが、増加する市場ニーズに対応するため、営業アウトソーシングの専門部署を立ち上げ事業を開始し、さらなる業容拡大を図っていきます。同社が提供する営業アウトソーシングサービスは、部分的なセールスサポートにとどまらず、新規顧客開拓、既存顧客の維持・拡大などの営業目的を見据えた全体最適の営業アウトソーシングサービスを提供します。そのために、ひとつの受託業務に対して10〜30人の経験豊富な営業職を採用・編成するとともに、クライアント企業様の営業部門との円滑な情報流通を実現するため、スーパーバイザーを配置することにより、営業成果の最大化を図っていきます。
今後、幅広い業種業界の新規顧客開拓、既存顧客の維持・拡大などのさまざまな営業ニーズにお応えしてまいりますが、その中でも、通信業界(固定電話、携帯電話)の会員獲得業務、法人営業、医薬品メーカーの店舗向けルートセールスなどの受注が見込まれており、2006年度、営業アウトソーシング事業で売上高5億円を見込んでいます。
※注:矢野経済研究所『人材ビジネスの現状と展望 2005年版』より
(スタッフサービス・ホールディングス http://www.staffservice.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・3月17日)