佐藤博樹(東京大学教授)、大木栄一(玉川大学教授)編
『人材サービス産業の新しい役割――就業機会とキャリアの質向上のために』
有斐閣より刊行
派遣・請負就業の比重が高まり、職業紹介業を通じた転職なども増える中、人材サービス産業は存在感を増す一方である。この産業は、現代日本でいかなる社会的機能を果たしているか。広範な実証研究で明らかにし、働く人・企業双方のために克服すべき課題に迫る。
【目次】
序 章 労働市場における需給調整の担い手としての人材サービス産業(佐藤博樹)
第1部 人材サービス産業による就業機会の質向上─働く人々の視点
第1章 事務系派遣スタッフのキャリア(島貫智行)
第2章 どうすれば時給が上がるのか(松浦民恵)
第3章 生産職種の請負・派遣社員の就業意識(佐野嘉秀)
第4章 生産分野の派遣スタッフの仕事・労働条件とキャリア,就業意識(島貫智行)
第2部 人材サービス産業が担う社会的機能─企業経営の視点
第2章 派遣会社の機能と課題(大木栄一・豊島竹男・横山重宏)
第6章 事務系派遣営業所の運営と課題(島貫智行)
第7章 労働派遣専門26業務適正化プランの影響(小林徹)
第8章 派遣先企業における管理職の人事管理(大木栄一・平田薫)
第9章 生産請負・派遣企業による雇用継続への取組み(佐野嘉秀・大木栄一)
第10章 職業紹介担当者の能力ならびにスキル(坂爪洋美)
第11章 未就職卒業者を対象とした人材ビジネス企業のマッチング機能(山路崇正)
【書籍概要】
2014年07月発行
A5判並製カバー付、344ページ
定価 3,780円(本体 3,500円)
ISBN 978-4-641-16433-8
◆書籍の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社有斐閣 http://www.yuhikaku.co.jp/ /ホームページより転載)