インテリジェンス、中国法人、6月の新規求人数を発表
前年比5.9%マイナス 中国国内の景気減速受け、求人ニーズ減少
総合人材サービスの株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役兼社長執行役員:高橋広敏)は、中国法人の転職サービスに寄せられた新規求人数を集計しています。2013年6月の結果がまとまりましたので、発表いたします。
■全体概要 - 6月は610件、前年比5.9%減、前月比18.6%減
2013年6月に、インテリジェンス中国に寄せられた新規求人数は610件、前年比5.9%マイナス、前月比では18.6%マイナスとなっています。例年、春節後の採用シーズンが終わると求人数が徐々に減少する傾向にありますが、今年は6月の営業日が19日間と少なかったこともマイナス要因となりました。加えて、中国経済の減速傾向や人件費の高騰を受け、中国に新規進出をする企業や人員強化に動く企業が減少していることも影響しています。
業種別の対前年増加率では、前年比マイナスとなる業界が目立ちました。5月は前年比大幅プラスだった「サービス業」(‐38.5%)や、「消費財」(‐48.3%)がマイナスに転じたほか、「物流」(‐33.3%)や「IT」(‐6.9%)も前年比マイナスとなりました。「サービス業」や「消費財」は中国の国内消費が低下している影響で、店舗の売り上げが減少し、新規採用を抑制している状況のようです。「物流」では、一部円安で打撃を受けている企業が見受けられます。そのほか、製造業にてチャイナリスクや人件費高騰を回避するために製造拠点を中国以外に移す企業が増加し、物流量が減少することを見越して、採用に慎重になっている物流会社もあるようです。
一方、「金融」は前年比+62.5%と大幅プラスとなっています。求人の多くはリース会社の求人で、中国ではまだ未成熟なリース業が順調に拡大しているため、新拠点の設立などのまとまった人材ニーズが出ているようです。
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(株式会社インテリジェンス http://inte.co.jp/ /7月26日発表・同社プレスリリースより転載)