矢野経済研究所、タレントマネジメント市場に関する調査結果 2013
~2012年は前年比19.9%増 人財が握る企業成長~
【調査要綱】
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内のタレントマネジメントパッケージライセンス市場に関する調査を実施しました。
1.調査期間:2013年4月~6月
2.調査対象:国内タレントマネジメントパッケージベンダ及びタレントマネジメントシステムの導入ユーザ企業
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談
<タレントマネジメントパッケージとは>
タレントマネジメントパッケージとは、企業のHRM(HumanResourceManagement)を支援するパッケージの一種で、タレント(個人の能力)を企業全体の競争力向上に繋げるために、人材情報管理や採用・調達管理、人材育成、目標管理等の機能をもつものを指す。
本調査においては、ERPパッケージやHRMパッケージの一つのモジュールとしてこれらの機能を持つもの、及びタレントマネジメント機能に特化したパッケージの双方を対象とした。
【調査結果サマリー】
◆需要拡大によりタレントマネジメント市場は活況、2012年は前年比19.9%増
2012年のタレントマネジメントパッケージライセンス市場は前年比19.9%増の44億6,000万円(エンドユーザ渡し価格ベース)となり、2ケタ増の成長を示した。
タレントマネジメントシステムは、グローバル進出など日本企業を取り巻く環境が急速に変化を遂げる中、当該変化に対応できる人財の確保、育成などといった従前からある企業の課題を解決するシステムとして支持を集め、投資が進んだ。
◆2013年も成長市場、2ケタ増を継続し前年比15.5%増と予測
2013年のタレントマネジメントパッケージライセンス市場は前年比15.5%増の51億5,000万円(エンドユーザ渡し価格ベース)と予測する。2013年はグローバルで十分な実績を持つタレントマネジメントシステムが日本市場でライセンス提供を開始し、今後、海外進出を積極的に推進しようとしているユーザ企業にとっては、より充実した環境が整うことなどから投資は順調に増加すると考える。
*本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社矢野経済研究所 http://www.yano.co.jp/ /7月1日発表・同社プレスリリースより転載)