アメリカで、「授業料の支払いは就職後」というプログラマー養成学校が話題に
サンフランシスコにあるプログラマー養成学校、Appアカデミーの授業料支払いの仕組みが関心を集めている。就職が決まるまでは支払わなくてよく、就職後、初年度に得る年収の15%を、6ヵ月ほどかけて支払うというもの。卒業した1期生15人のうち14人が就職し、その年俸は平均8万ドルを超えるため、授業料の合計は18万ドルほどになる。
同校は約9週間に渡って授業を行い、プログラミング初心者を優秀なプログラマーに育て上げる。就職できた生徒が授業料を後払いする形になるため、教師側に「できるだけ質の高い授業を行おう」という強い動機づけが働き、良い相乗効果を生んでいるという。同校の人気は高く、入学の競争率は約10倍(WIRED.JP)
授業料の成果報酬制は、日本では一部の学習塾が取り入れているものの、就職に直結するものはほとんど見られない。同校のユニークな取り組みは、日本で就職支援ビジネスなどを展開する企業にとって、新たなビジネス創出のためのヒントになりそうだ。
『日本の人事部』編集部