CIOの研鑽と人材育成を図る
「日本CIO協会」を設立
IT(情報技術)分野における総合人材サービスを展開するパソナテック(東京都渋谷区、森本宏一・代表取締役社長)はこのほど、日本を代表する大手企業約30社の情報システム部門責任者の協力を得て、情報システム部門の最高責任者であるCIO(ChiefInformation Officer)の相互研鑽と人材育成などの活動を目的とした機関「日本CIO協会」を設立しました。
企業のビジネス戦略上ITが欠かせない存在となり、経営とITの融合とその重要性が叫ばれていますが、テクノロジーのオープン化や社会問題化する個人情報保護・情報セキュリティ体制、経営課題として高まるCSR(Corporate Social Responsibility)など、企業経営とITを取り巻く環境は複雑化・高度化しています。それに伴い、情報システム部門の最高責任者であるCIOの役割は必要不可欠なものとなっていますが、日本におけるCIOの役割や責務の認知はあいまいであることが多く、その高い重要性にも関わらず多くの企業に専任不在、もしくはCIOというポジション自体が存在しないのが現状です。
「日本CIO協会」は、セミナーをはじめとするコミュニケーションの場を提供することで、CIOとなりうる人材の相互研鑽と育成、また、CIOの社会的地位向上を図り、現在政府が推進するe-Japan構想への提言や、次世代のCIOとなりうる高度IT人材育成などを目的とした活動を行っていきます。
同協会では、今後、CIOサロンの定期的な開催や各種勉強会・ワーキンググループの実施、および定期刊行物の発行などを通して、CIOの社会的地位確立と積極的な人材育成に取り組んでいきます。
(日本CIO協会事務局tel:03-6415-3535/同社プレスリリースより抜粋・12月10日)