ロバート・ウォルターズ、職務環境調査 2012年を発表
~子供を持つ女性にとって「雇用数の減少が最大の課題」~
専門分野に特化したグローバルスペシャリスト人材紹介会社、ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社(日本オフィス:東京渋谷区、代表取締役社長:デイビッド・スワン)は、2012年における職務環境を調査しました。その結果、回答者の77%が子供を持つと仕事数は減少すると感じている事が明らかになりました。そして回答者の20%は子供を持つ前後で仕事数の変化はなし、わずか3%が仕事数は増加すると回答しました。
子供を持つ、働く女性にとって大きな課題は、子育てと仕事を両立させる事という回答が大半を占めています。また、勤務時間の長さが職場復帰を思いとどまる原因になるという回答が全体の48%を占めており、続いて保育施設不足が原因という回答が24%を占めております。
また、これまでキャリアを積んだプロフェッショナルにとって昇格のチャンスが制限される(11%)、魅力的かつ刺激のある仕事を得る事が難しい(10%)などの職場復帰後の課題も見受けられました。
▼ロバート・ウォルターズ・ジャパンのコントラクト部門ディレクターであるNatasha Brooksは、
次のように述べています。
「今回の調査結果は、職場復帰したい女性側と雇用企業間にある現実的なずれを表しています。国際感覚を持つプロフェッショナル人材の確保は、近年企業間で激しくなってきております。企業側は、子育てと仕事の両立を模索しているこのような女性プロフェッショナル人材へのサポート体制を強化する必要があるでしょう。具体的には、勤務時間を調整しやすいフレックス制や在宅勤務などがあげられます。」
◆関連リンク
調査結果に関する詳細な報告については、ロバート・ウォルターズ 職務環境調査 2012年の完全版をご覧ください。
■ 女性が出産後に仕事を再開する場合、出産前と比較して仕事数はどの程度、変化があると思いますか?
仕事数は減少する(77%)、仕事数に変化はない(20%)、仕事数は増加する(3%)
■ 育児休暇後に職場復帰をする主な目的は何だと思われますか?
収入源を増やす(39%)、子育てと仕事を両方こなしたい(37%)、キャリアアップ(19%)、その他(6%)
■ 出産休暇を経て職場復帰する女性にとって、主な課題は何だと思われますか?
勤務時間が長く生活とのバランスが難しい(48%)、保育施設を探すこと(24%)、昇格のチャンスが制限される(11%)、魅力的かつ刺激のある仕事を得る事が難しい(10%)、同僚からの否定的な対応(7%)
◆ 職務環境調査について
ロバート・ウォルターズ 職務環境調査 2012年は、国内約700人のグローバル人材からの回答をもとに、職務環境やその課題点などを調査結果としてまとめました。また、今回の調査では職務環境のグローバル化に加え働く女性の職場環境、仕事と家庭の両立における課題も調査しております。
◆ ロバート・ウォルターズについて
ロバート・ウォルターズ株式会社は、1985年、英国ロンドンにて設立され、世界21カ国の主要都市に51の事業所を有するグローバル人材紹介会社です。
2000年に設立された日本オフィスでは、全ての業界を対象に、専門分野に特化した人材紹介および人材派遣サービスを提供しています。当社は、日系中小企業から大手企業、世界有数のグローバル企業に至るまで、幅広い層のクライアント企業と取引があります。
人材紹介の業種と職種は多岐に渡り、銀行・証券、投資、不動産・保険、経理・財務、IT、法務・コンプライアンス、営業・マーケティング、人事、秘書・サポート業務、物流・購買・サプライチェーン、リテール、サービス業、医療・医薬・バイオ分野を専門としています。
(ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社 http://www.robertwalters.co.jp /8月28日発表・同社プレスリリースより転載)