キャリア開発のための診断サービスを提供
「若手社員コンピテンシー・アセスメント」
組織・人事コンサルティングサービスを提供するクレイア・コンサルティング(東京都港区、草間徹・代表)は、成果主義時代に対応した若手社員のキャリア開発のための診断サービス「若手社員コンピテンシー・アセスメント」を2006年1月より提供開始します。本サービスは、20 〜30代の社員を対象に、将来の職務適性を診断しキャリア開発・能力開発の指針を与えることを目的としています。大手・中堅企業を中心に提供し、初年度は約5,000人の候補者の診断を目指します。
【サービス提供の背景】
■ 社員のやる気を引き出すためには、キャリア開発をサポートしていくことが必要です。
多くの企業で成果主義の導入が進んだものの、短期的な成果評価だけでは社員のモチベーションを上げられないことが明らかとなってきました。同社が行った調査(2005年3月実施)でも、「短期結果型」成果主義を採用している企業では、人事処遇に不満を持っている社員が多く、これに対して「能力反映型」成果主義を採用している企業では、社員のやる気を引き出していることが分析結果から得られました。とくに、自分自身が今後身につけるべき能力やキャリアパスが明確になっている社員ほど、現在の仕事に自信を持っていることが分かりました。社員のキャリア開発や能力開発をサポートしていくことが、企業には求められているといえます。
【サービスの特徴】
■ キャリア開発や能力開発の指針を提示します。
社員にキャリア開発の指針を持たせるためには、将来成果を上げるために必要となる能力特性(以下、コンピテンシー)の保有状況を自己認識させることが効果的です。そのための診断ツールとして、20〜30歳代の若手社員を対象に、コンピテンシーの保有状況を診断しキャリア開発の指針を与えることを目的とした「若手社員コンピテンシー・アセスメント」を開発しました。コンピテンシーを自己認識することにより、社員は自己の目指すべき方向性の実現に向けて能力開発に取り組みやすくなります。また、若手社員の早い段階でコンピテンシーの保有状況を把握することは、企業にとって将来の経営を担うリーダー人材の早期発掘・育成にも役立ちます。
■ 本格アセスメントをパッケージ化しています。
通常、本格的なアセスメントを実施する場合、2〜3日の実施期間が必要になります。本サービスは同社が有するアセスメントの設計から診断までのノウハウをパッケージ化したことで、本格的なアセスメントと同等の効果を短時間、かつ低コストで実現することができます。
■ コンピテンシーの開発の方向性について詳細にコメントします。
アセスメント実施後、迅速に演習結果を分析・評価し、若手社員のキャリア開発・能力開発・自己啓発に役立つ診断レポートを一人ひとりに対して丁寧に作成します。特に自己の弱みと判定されたコンピテンシーの開発の方向性については、(1)今後経験することが望ましい業務、(2)日常業務における上司からの指示の受け方や後輩への指示の出し方、(3)自己啓発事項の点から詳細にコメントします。
【サービスの概要】
■ アセスメントの構成
アセスメントでは、下記3つの演習の組み合わせにより、対象者のコンピテンシーの保有状況を診断します(総所要時間200分)。
●「戦略演習」(所要時間105分)
・ケースメソッドの手法を応用した演習で、プロジェクトチームレベルでの状況把握や意思決定を実践的に行うことにより、目標・戦略の立案・実行やリーダーシップの発揮に関わるコンピテンシーを確認します。
・状況把握力・課題設定力・計画策定力・意思決定力・実行管理力・リーダーシップ・対人インパクトに関するコンピテンシーを診断します。
●「行動記述演習」(所要時間70分)
・インバスケットの手法を応用した演習で、日常業務遂行上の特徴的な問題を基に、その場面に相応しい言動を記述してもらうことにより、主に仕事に対する姿勢や価値観に関わるコンピテンシーを確認します。
・人材活性化力・CSR構築力・迅速性・革新性・一貫性・バイタリティに関するコンピテンシーを診断します。
●「自己診断演習」(所要時間25分)
・日常業務遂行場面での具体的な行動例に基づいて、コンピテンシーの保有状況をセルフチェックしてもらいます。
・すべてのコンピテンシーを診断します。
■ 提供価格 (消費税込み):26,250円/人
(クレイア・コンサルティング http://www.creia.jp/同社プレスリリースより抜粋・12月8日)