指紋認証システムのヒューマンテクノロジーズ
携帯電話+顔認証による勤怠管理ASPを発表
指紋認証システムのトータルソリューションベンダー ヒューマンテクノロジーズ(神奈川県川崎市、藤村高寛・代表取締役社長)は、グローバル・セキュリティ・デザイン(東京都台東区、茶畑真博・代表取締役社長 http://www.gsd-inc.com )の顔認証技術を活用し、顔認証による勤怠管理ASP『King of Timeフェイスレコーダー』を2005年12月下旬に販売開始することを発表しました。
『フェイスレコーダー』は、拠点ごとに打刻専用の携帯電話を設置し、携帯電話に搭載されているカメラで顔写真をワンタッチ撮影、自動で送信し、管理サーバーで顔の特徴照合を行うことで打刻を行う勤怠管理システムです。照合に失敗した場合は、管理者が目視で顔画像を確認し、打刻を確定させます。
ヒューマンテクノロジーズが展開している『King of Time』は指紋認証で打刻するASPサービスですが、コンピュータやインターネット接続回線が使用できないような環境においての利用はできませんでした。『フェイスレコーダー』はこういったニーズに応える形で開発されました。
■ 「フェイスレコーダー」の特徴
(1)環境を選ばない
フェイスレコーダーは打刻端末として携帯電話を使用するため、コンピュータやインターネット接続回線がない環境においても、勤怠管理システムを導入することが可能になりました。とくに人材派遣業界にフォーカスしています。
(2)不正打刻防止!
バイオメトリクス(生体認証)による打刻を採用したことにより、不正打刻を防止する効果があります。顔認証により、十分な抑止効果が得られます。
(3)多店舗展開でも安心! リアルタイム管理が可能
毎日出退勤時、携帯電話で顔を撮影するだけで、遠隔地であっても、全店舗、全社員の勤怠をリアルタイムで管理できます。自動集計、労力激減! 人件費・消耗品削減! 勤怠データは自動集計しますので、従来の人手による集計作業よりも、格段に正確で合理的な勤怠の管理手法を提供できます。また、打刻は顔を撮影するだけ。カードの紛失や持ち忘れに困ることもなく、集計したデータは給与システムにインポート可能なため、完全なペーパレスが実現できます。
ヒューマンテクノロジーズ代表取締役社長・ 藤村高寛氏は、次のように語っています。
「生体情報である顔は、人物が容易に目視で確認できるため、セキュリティにはかかせないトレーサビリティ(追跡)・デタレント(抑止)効果を期待できます。またインターネットに接続できる最も安価なデバイスである携帯電話にはカメラが多数搭載されているため、打刻機器として最適と判断しました。本システムは、従来 King of Time をご利用頂けなかったPCのない環境などに対しては勿論、とくに請負派遣の業態に非常にニーズがあると考えています。フェイスレコーダーは、今後2年間で50,000ユーザーの獲得を目指しています」
(ヒューマンテクノロジーズ http://www.h-t.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・12月8日)