「ビッグデータ」時代の到来で、企業の人材育成に動き
GPSやSNSなどの定着や、スマートフォンなどのモバイル端末の普及により、インターネット上に保存・蓄積されるデータが、ここ数年で飛躍的に増えている。最近では、このような「ビッグデータ」を、広告や商品開発などに活用するビジネスも拡大。楽天やNTTデータなどのIT関連企業では、ビッグデータに関する専門家の育成に乗り出している。
日立製作所では、ビッグデータ活用推進のため、データ分析サービスの専任組織「スマート・ビジネス・イノベーション・ラボ」を社内に設立。ビッグデータ活用の専門家である「データ・アナリティクス・マイスター」を結集した専任組織で、データ分析サービスに関する開発成果を本格的に事業化するそうだ。(参考:BCN Bizline)
ビジネスに変革をもたらしつつあるビッグデータの可能性への期待は大きく、今後はさらに多くの企業がビッグデータの分析・活用に取り組み、それに関連するサービスの市場も拡大していくだろう。既存のIT 技術やスキルだけでは解決できない課題も多いだけに、サービスの提供企業がいかにしてビッグデータに対応できる人材を育成していくのか、今後の動向が注目される。
『日本の人事部』編集部
※「ビッグデータ」の解説 (『日本の人事部』人事労務用語辞典より)